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最後のチャンスを逃したか?

もう医学的に長くはないのだろうが、
最後のチャンスを逃したのかもしれない。
八王子有名一族、八王子のドン、村内家具の人から、
ふつうありえないチャンスをいただいたのにミスって、
相手を怒らせて刑事告訴を予告される始末。
わたしもこれが最後のチャンスだとわかっていて、
遠い八王子にいきなり呼びつけられても不平ひとつ言わず、
馴れないごますりのようなこともしたものである。
八王子さんはいつも約束時間ぎりぎりに現われ、
自分は有能なため多忙で、時給換算したら10万円レベルで、
こうしてあなたと逢ってあげているのはサービスだよ、
みたいな感じだった。
忙しい有能な事業家の自分があなた(なんか)と逢ってあげている。
自分の住まいのある八王子以外で逢うことは無理。
自分はそういう価値がある。

わたしは毎回、八王子さんと逢うときは、
これが最後のチャンスだと思っていたので、
最低でも待ち合わせ時間の20分まえ。
30分まえから立っていたこともある。
八王子さんはとてもビジネスにたけている事業家らしい。
下世話なことを言うと、お金がある。
自分は「一遍」の映画の権利を買って、DVD化したい。
葬式なんて不要だから、四国に火葬場をつくって、
死体をそこに直送して骨にする新しいビジネスの構想もあると言った。
お金があるっていいなあ。ビジネスの才能や基盤があるっていいなあ。
でも、それはすべて「村内家具代表取締役」という肩書のおかげ。
八王子さんは村内家具の次男坊。
村内家具はすごくて私設の美術館まである。
ちなみに村内家具のうしろは創価大学の寮。
むかし山中の安い土地を
創価学会に高値で売って大儲けしたと聞いた。
しかし、八王子さんは創価学会が大嫌い。

ぶっちゃけ、ギャラはよかった。
ここに書いたら嫉妬されるくらいの大金。
バイトしながら気楽に適当な仏教小説でも書いて、
相手の言うがままに書き直したらよかったのだが、
わたしは全生活を小説と仏教に当てて作品をぎりぎりで仕上げた。
その作品がくだらなかったのだろう。駄作、ゴミ、便所紙レベル。
当然、有名一族出身、事業家で学者、芸術家の八王子さんはお怒りになり、
わたしはこうして、自分の最後のチャンスつぶした。
もうなにもない。
これが最後と思って全力を尽くしたら最悪の結果になった。
最後の夢はおだやかに、
あまり人に迷惑をかけないかたちで自然死、突然死、ころり往生したい。
もう人生を見切った。今回今生は、はずれくじを引いたのだろう。
なにもない。だれもいない。しかし、人生とはそういうものだ。

COMMENT

バルビゾン URL @
01/01 02:22
. 作家に必要なのは運と体力と営業能力。才能はあんまり必要ない。その証拠に、文芸誌を読んでも芥川賞直木賞受賞作を読んでも、掲載作の大半はつまんねえじゃん。

今や、小説より現実のほうがずっと面白いんだよ。ゴーンの逃亡劇とかそうだろ。フィクションは現実の貧弱な影に過ぎない。








 

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