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古き良き昭和

昭和生まれの話を、
おそらく平成育ちの若者には信じてもらえないだろう。
平成には信じられないだろう昭和の話がある。
小学校の着替えは5、6年の高学年でも同室。それが昭和。
僕は小学校時代、教師の古家眞に殴られまくったが、
女子なのにおなじくらいひっぱたかれて、
にもかかわらず古家眞に反抗していたのがSさん。
11、12歳にもなれば、着替えのとき、上や下を隠す子が多いが、
成長が早い胸がふくらんだSさんは無防備だった。
いつもどうしてかSさんの胸を見ていた。
おなじく古家眞に殴られている共感からかと思いたいが、
おそらくそうではないのだろう。

中学のときの同窓会。
Sさんは古家眞が嫌いだったのだろう。小学校には来なかった。
はじめて酒を飲んだ。
おなじように顔を赤くしたSさんから言われた。
「知っているんだから」
「なにを?」
「いつも、あたしの着替えを見ていたでしょう」
ばれていたのか。
こんなに恥ずかしいと思ったことは人生でない。
動揺して慌てている僕にSさんは気遣ったのか言ってくれた。
「わざと」
「どういうこと?」
「わざと土屋くんに見せていた」
本当か嘘かはいまでもわからない。

酔っぱらって公園で遊具、ブランコに乗っているとき、
14歳のSさんから言われた。
「あたし、将来、土屋くんの子どもを育ててあげる」
「どういう意味?」
「わからない?」
本当に意味がわからないほど14歳の僕はうぶだった。
そのときじつはプールの着替えのとき、
Sさんの無毛のワレメを盗み見たことを思い出し興奮して、
そのことで自分が異常に感じられ恥ずかしかった、
いまから思えばSさんは私立に行っていたのだから、
お金持の家だろう。
もったいないことをしたと思ういまの僕は汚れそのもの。
古家眞の暴力が妙な連帯を生み出してくれたのかもしれない。
いま思えばSさんは美少女だった。きれいな子だった。
昭和の話である。

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