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相手の長所を探す

編集者さまとお仕事をした経験はないが、いまはひどいらしいね。
直木賞作家の角田光代さんのエッセイで読んだが、
いきなり編集者から電話が来るらしい。
で、言われるのは「タイトルをこう変えてくれ。結末をこう変えてくれ」。
相談ではなく指示、命令。
タイトルと結末を人に言われて変えたら、それはその人の作品じゃないじゃん。
むろん、これは直木賞を取るまえの話で、いまはさすがにそういうことはないだろう。
こういうパワハラに耐えてわれら恥ずかしき文芸専修の星、
角田光代さんはいまの地位を手に入れられたのである。
先日、アンソロジーでご作品を拝読したが(「100万分の1回目のねこ」)、
収録作品のなかで角田さんのものがいちばんおもしろかった。

これに対抗するには、権力者の後ろ盾があるといい。
芥川賞作家の柳美里さんは演出家の東由多加(故人)というバックがいたわけである。
もっと詳しく書けば、柳美里さんは東由多加と男と女の関係だった。
こういう後援者がいると、編集者の支配願望から逃れられる。
それに柳美里さんは関係者(権力者)とよく「寝た」って聞く。本人も書いている。
そうすると改変命令も来ないし、出版社からも積極的に売り出してもらえる。
柳美里さんが世間を知っているなと思うのは、
彼女はよく編集者に高額プレゼントをしていたのである。大人の関係である。
なにより柳美里さんは、意見は分かれるだろうが、外見が美しかった。

だから、もったいないのは去年の早稲田セクハラ騒動。
悪口を言うだけの文芸評論家で早稲田の教授だった渡部直己。
色ボケしたのかかのセクハラ教授はある学生にご執心なされた。
きっときれいな人だったのだろう。
被害女性は渡部直己の性的勧誘を拒絶、告発したが、
うまくくわえこんで、転がしていたら被害女性も人気作家になれたのかもしれない。
カウンセラーは顧客の長所を探し信じつづける難しい仕事だが、
編集者にもそういう態度の持ち主が少なくないと信じたい。
思えば父はけっこう人の長所を見る人で、母は短所ばかり指摘する人であった。
母のそれは精神病の症状かもしれず、性格的欠陥とまでは言えないのかもしれない。

COMMENT

やよい URL @
07/20 09:17
. 角田光代のどのエッセイですか? 読んでみたいです。








 

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