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「良寛の読み方」

「良寛の読み方」(栗田勇/祥伝社黄金文庫) *再読

→自分のようなアラフォーには良寛はまだわからないのかもしれない。
わかったふりをしたいけれど、まだわからないということくらいしかわからない。
このまえアラサーの男の子に孤独感はないかって聞いたら、
まったくありませんって元気いっぱいで言われた。
わたしは不安は比較的少ないほうだと思うが(なんとかなるさ)、
40代独身の孤独とかありますねえ。30のころとはぜんぜん異なりますね。
わたしは一遍研究でいちばん尊敬しているのは栗田勇氏だが、
著者はこの良寛入門書で
いったい何度「孤独」という言葉を使ったのかわからなくなるほど、
孤独というワードが頻出した。
それはわたしが孤独だから「孤独」が目についたのかもしれない。
良寛は西行を好きだったようだが、もう平安鎌倉時代から人間は孤独に悩んでいるのだ。
とはいえ、おなじ孤独でも40歳の孤独と60歳の孤独は、
まったく見える世界が違うはずである。
50歳の孤独も70歳の孤独もあろうし、
20代、10代の孤独にもそのときにしかない闇と輝き(!)があるとも言える。
これは男女の性別でも異なるだろうが、
女は(役に立たない)良寛を好きにならない気がする。
しかし、良寛は晩年、30歳近く年下の貞心尼からもてたわけだから一様には言えない。

いまの日本のタレント、酒井法子の10年まえの薬物問題を
令和のいまさらどうこう言うものは本物の孤独を知らない。
知ったらいいというわけでもない。
クスリのまえではみんな平等なのである。孤独も不安も消える。いまが楽しい。
40歳くらいになればみんなわかるが、生きている意味なんかないし、
社会的地位も金銭も家族も友情もかりそめのインチキで本当はなんにもない。
おそらく、その空しさ虚しさ空虚感、
仏教用語でいう「空」を真正面から見据えたのが良寛さんなのだろうが、
42歳のわたしにはまだそれがわかるとは言えない。もうすぐ43歳だ。
孤独だ不安だ空虚だ。ひとりさみしいが、ひとりのよろしさもございます。まだわからない。

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