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「どうして時間は「流れる」のか」

「どうして時間は「流れる」のか」(二間瀬敏史/PHP文庫)

→アンソロジーでタイムトラベルものの佳作短編をいくつか読んだので、
オリジナルは「図解雑学 時間論」であったという本書を読む。
SF小説ではタイムトラベル関連はネタが出され尽され、もはや荒野らしい。
文学的に物申せば、いまではタイムトラベルは可能である。
たとえば歴史小説を読めば、とりあえず過去に行くことができよう。
もう少し暇と知力があれば、日本古典を読めばタイムトラベルすることができる。
未来には夜見る夢で行くことが可能だ。
このまえ未来で13、4歳の自分の息子に逢った夢を見た。
「携帯でお父さんに電話して」と頼んだら困った顔をしていたから、
父親は死んでもういなかったのかもしれない。

冗談はここまでで、本書は物理学者が書いた時間論だが、
オリジナルは図解雑学だそうだが、それでも当方には難解でギブアップした。
これは著者が悪いわけではなく、こちらの物理学素養の不足ゆえだろう。
それでも参考になったところはあり、これはまえどこかで読んだ記憶があるが――。

「もし過去へ戻れるタイムマシンが存在したとすると、自分が生まれる前に戻って、
父親と母親が結婚するのを邪魔することもできるでしょう。
でもそれをしてしまうと、自分が生まれなくなってしまいます。
また過去の自分自身と出会って、自分を殺すこともできることになります。
すると、自分が存在しなくなってしまいます。
過去へ戻れるタイムマシンには常にこうした論理的矛盾が付きまとうので、
大多数の研究者は実現不可能と考えています。
物理学者のホーキングも
「未来からの観光客がいまだかつていなかったことが、
タイムマシンができないことの証明である」といっています」(P200)


生意気にもホーキング博士に逆らうと、わたしはいつだかわからぬが、
何千年後、何万年後の未来にはタイムマシンが完成していると思っている。
未来人は現在に来て、いまもいろいろやらかしていると思う(オカルトっしょ?)。
たとえばいまわたしがタイムマシンを発明したとして、
過去にさかのぼり両親を出逢わせなかったとする。
しかし、そんなことをしたら未来になにかしらのエラーが出てしまうので、
未来からわたしの変えた過去を
さらに修正するためにタイムパトロールがやってくるはずである。
18年まえ母がわたしの目のまえで飛び降り自殺する悲劇は、
何万年後かの未来世界のために必要だから不可逆、不可変、絶対なのではないか?
ある人とお逢いしたときこれは一期一会だと言われたが、
それは未来のタイムパトロールが調整した結果で、
変えられないものだったのかもしれない。
たとえ逢いたくなくても逢う人とは逢うし、逢わない人とは決して逢えない。
なぜならそれは未来にタイムマシンが完成しているからと考えたらどうだろう?

単純労働者にとっては作業量=時間だが(経験多数)、芸術家はそうではない。
芸術家にとっては14年が一瞬にも、1年が10年にもなりうる。
10年かけた大作でもゴミとみなされることがあるし、
鼻歌をうたいながら3日で創作したものが永遠の傑作になることもなくはないだろう。
3時間睡眠でも快調なときがあれば、10時間寝ても不調なときもあるでしょう?
専門学者のお言葉を拝聴したい。

「――時間は時計で測るが、世の中にあらゆる時計がなくなったとしたら、
時間は流れるだろうか。
もちろん、時間は時計の存在に関係なく流れるに決まっている。
それでは、時計だけでなく宇宙の中のあらゆる物質がなくなったとしたら、
どうだろうか。空っぽの宇宙には、何の変化も起こらない。
何かが変化するからこそ、時間の流れがわかるのだから、
空っぽの宇宙には時間は流れないと考えることもできる。
マッハはさらに考えを大胆に進めて、物質が存在しなければ、
単に時間が流れないだけでなく、時間そのものが存在しないとしました。
これに対してニュートンの絶対時間は、
物質が存在しようがしまいが関係なく、それ自体で存在します。
マッハの考えた時間を、物質との関係(相対的な関係)で
存在することから相対時間といいます。
マッハのこのような考え方に、ドイツの物理学者アインシュタインは
大きな影響を受け、のちに相対性理論をつくりあげました」(P90)


不謹慎なことを言えば、時計なんかなくしちゃえばおもしろいんだよねえ。
時間に縛られて、年齢に縛られて、つまらなくなるよりも、
ノンノン、いないな「もっと自由に、もっと過激を!」(原一男教授)。
時間なんて本当に存在して、どこかで流れているのかなあ。
なんで30歳で死んだら不幸で、100歳まで生きたら大往生なのだろう。
どっちが深く生きたかなんてわかったもんじゃないと思うけれど。
わたくしごときがありがたくも雇っていただけるような低賃金単純労働作業の監督者は、
作業効率を高めようとするが、高めても彼らの給料は上がらない。
我われ非正規雇用作業者は効率を上げれば上げるほど疲弊度は増し日給は下がる。
時間の発明こそ、人間の最大悪やもしれぬ。1日でも時計を捨ててみよう。

COMMENT

さんま URL @
08/29 07:00
. 早稲田大学現代文芸コースのセクシャルハラスメント報告書がひどい
https://anond.hatelabo.jp/20180828223619

青山南もセクハラをしていたらしいね。
- URL @
09/01 08:48
承認待ちコメント. このコメントは管理者の承認待ちです
- URL @
09/09 08:48
承認待ちコメント. このコメントは管理者の承認待ちです








 

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