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「税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ」

「税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ」(大村大次郎/双葉新書)

→わたしの卒業論文(小説創作)指導教授は三島賞作家の久間十義先生だが、
終わってもいない私小説めいたものを批判もせず、
ゴーサインをくれたのだからいわば恩人のひとりである。
しかし、久間先生はあのころお金がたんまり入っていたから、
そういう鷹揚なお気持で学生のくだらぬ創作に向き合えたのかもしれない。
事務所を持って原稿を書いていると言っていたから、
おそらく個人事業者ではなく法人にしていたのではないか?
早稲田大学教授としての正規給金と作家としての原稿料。
膨大な所得から発生する税金を消すためには事務所でも借りたほうがよかったのだろう。
久間十義先生は中上健次の熱狂的ファンで、
同時に三島賞選考委員だった中上健次に引き上げてもらったことをいまさら知る。
早稲田大学文芸専修のボス、
江中直紀(故人)も中上狂信者だったから、そういうコネだったのかといまごろ知る。

本書の内容はサラリーマンへの副業のすすめである。
ふたつ収入があればいいよ、という話ではなく、
(経費によって)副業を赤字にしたら本業の所得も帳簿上は減るから節税になるよと。
税金というのは、所得の総額にかかるもの。
「所得の総額=給料+副業」
このため副業の経費を使って所得の総額をゼロにしたら税金が発生しなくなる。
久間十義先生のいちばんいい時代にわたしはお逢いしたんだなあ。
だったら、不完全な卒論を通してもらっても、
まあ、幸福のおすそ分けみたいなものでOKかしら。

「個人事業で1000万円の収入を得るより、
会社にして1000万の報酬を得るほうが2割以上、税金が安くなるのです」(P176)


理由は個人事業者からサラリーマン社長になると、
給与所得者控除で220万差し引けるからだという。
まあ、法人税も発生するのだろうが、そのへんは当方の頭脳では理解できなかった。
芥川賞作家で三島賞選考委員の宮本輝先生も、
テルプランニングとかいうおかしな会社をつくっているしね。
ファンクラブ入会を拒否されたとき、
運営がテルプランニングだったので二度電話して(だれも出ない)、
留守番電話にも二度メッセージを残したが返答はなかった。
もともと税金対策の幽霊会社みたいなものだったのだろう。
税金とか法律とか、知らないことで大損している人がいるのだろう。
知っていることで、おいしい思いをしている人も当然。
日曜日に創価学会壮年部の好漢から「世の中は甘くない」と指導されたが、
それは彼の人生が甘くなかったというだけで、
世の中にはきっと甘くおいしい思いをしている人がけっこういるのだろう。
甘い話が表ざたにならないのは、
当人が嫉妬や批判を恐れてそういう話をしないからとは考えられないか?

板橋区役所に電話して聞いた話だが、
年収200万でなんの申告もしないと(控除を受けないと)住民税が8万9千円らしい。
それに国保と年金で月4万近く持っていかれたら生活できない。
不安定な低所得者のみなさん、確定申告をしましょう。
区の課税課の人や税務署に相談してみましょう。
話を聞くと、ああ、そうなのか、と税金の仕組みがわかります。
この本を読んだのはだいぶまえだが、確定申告を終えたいま、
重要箇所を読み返すとさらに理解が深まった。

COMMENT

坂本葵 URL @
02/20 23:32
. 卒業論文、読みたいなあ。アップしてください。ぜひぜひ。
Yonda? URL @
02/20 23:55
坂本葵さんへ. 

若い子はいいなあ。ぼくの卒論はワープロだもの。読みたかったら、ぼくぼくぼくとつきあうしかないよ。








 

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