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「医者に殺されない47の心得」

「医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に長生きする方法」(近藤誠/アスコム)

→いま医学界が真剣に考えなければならないのは老人をいかに殺すかではないか。
これ以上、長寿老人を増やしてどうするんだよ。
平均寿命を下げることを国家目標としてもいいのではないか。
あんがい人間は定年くらいでぽっくり死ぬのがいちばんさいわいかもしれないわけだから。
寝たきり老人とか認知症で完全にボケた人とか、
それから10年、20年生かしてどうするの?
医療費こそいちばん深刻なのではないか?
このまえ大学病院で胃カメラ(内視鏡検査)をやったら8500円取られた。
いま国保で3割負担だから、国が2万円くらい負担しているわけでしょう?
慶應の胃カメラは痛くないからか老人で大賑わいしていたが、
なかには1割負担の人もいるんでしょう? 国家財政大丈夫って話。
偉いのは医者嫌いで病院へ行かないのに国保や社保を払っている人だよね。
病院に行っている分際で言うのは問題かもしれないが、
国保は収入に比して高すぎると思うし、
それが80、90の老人の高額検査代に使われていると思うとげんなりする。

本書を読むまえから知っていたが、むかしの高血圧の基準は160で、
それがだんだんと140、130と大した根拠もなく下がってきて、
自覚なき病人が大量発生し、関係薬品が大量販売され、
病院も医薬品会社も大儲けしているという。
それはそれで医薬品会社は国に税金を払っているからかならずしも悪いとは限らない。
裏では賄賂(裏金)が横行している事実も、なまの声を耳にしたが、
まあ、世の中そんなものだろう。
血圧を下げると欧米人の脳疾患率がわずかに下がるというが、
日本の場合、脳をやって倒れてぽっくり死ねたらいいが、
どうせ人命尊重の名のもとに救急車が来てしまい、
半身麻痺とか生きているのが苦痛な状態になることも少なくない。
わたしは意識不明で倒れたらそのまま死なせてほしいが、
国民の良識がそれを許さないだろう。
血圧の薬はいちおう服用しているが、だったら薬をのむなというご意見もあろう。
しかし、近藤誠医師によると、
血圧を薬で下げていると早死にするリスクが高まるというデータもあるらしい。
早死には望むところだから、
血圧の薬をのんでいるという矛盾したクルクルパー世界である。
コレステロールも薬で下げると早死にするリスクが高まるようだが、
毎回採血をする費用と鬱陶しさ、コレステロール改善薬は
ジェネリックでも高いという話を聞いているのでそっちは放置でいい。

最新機器で検査をするといくらでもがんは見つかるって怖すぎないか?
がんなんて最後まで知らないでいるほうがいいという考えのものもいよう。
しかし、がん保険に入っていたら、こまめに検査をしたくなる気持もわからなくはない。
著者は糖質制限食に否定的のようだが、これも人それぞれだろう。
糖尿病が本当に糖質制限でよくなるのなら、したいものはすればいい。
しかし、健康な若者がダイエットやらを目指して、
好きなパスタもパンも食べないというのは、せっかく生を享けた幸運を無駄遣いしている。
薬を5つ以上のむと危ないと近藤誠医師は書いているが、
うちの父は20近くのんでいるのではないか。プラス怪しげな健康食品である。
当方も5つは超えているが、新たな実験みたいで、
どうなるかわからないから楽しいという考え方もできなくはない。
著者の年代上、しようがないのはわかるが欧米礼賛には閉口する。
欧米人と日本人を、おなじ人間だからと安易にひとくくりにしていいのか。
近藤医師は欧米のデータをよく証拠として出すが、どこか権威主義的で愉快ではない。

実際は本当のことを書いたら医療は半分程度しかわかっていないのだろう。
近藤誠医師の言うことがぜんぶ正しいわけではなく、まあ半分くらい傾聴する価値がある。
従来の医学が完全に間違っているわけではなく半分以上はそうするしかないのだろう。
近藤誠医師は、医療者はなるべく患者に身体的接触を試みたほうがいいと書いている。
そのほうが患者は安心するからだというのが理由。
これは当たっている面もあって、
わたしも昨夏熱中症で倒れて激痛で救急車で病院に運ばれたとき、
死ぬほど痛かったのだがナースさんが激痛箇所を触ってくれるだけで、
わずかではあるが痛みがやわらいだのには驚いた。
はじめての胃カメラで不安だったとき、
ナースさんが「大丈夫」というようにポンと肩を叩いてくれてどれだけ慰められたか。
しかし、わたしは聴診器が嫌いである。
いやがってもする医師はいるが、気づいたら最近あの女医はしなくなった。
これは精神科医の春日武彦先生の私小説に書いてあった話だが、
むかしある病院で自殺予防のための握手推奨というものがあったらしい。
どうでもいい当方の話をすると、人と握手をするのは嫌いである。
で、春日先生が自殺未遂をした女性患者と握手したら、
それもきっかけのひとつとなり、
心を病んだ女性から転移感情(疑似恋愛感情)を持たれて迷惑したという。
医療において絶対的に正しいことはおそらくなく、
基本はあってもそれぞれケースバイケースで、
患者と医師がお互いの相性を探りながらふたりで医療行為を創作していくのが、
ネットで医術や投薬の裏事情がかなりばれた現代における、
医療サービスの新たな指針のようなものになるだろう。



*ちなみに創価学会は組織としては近藤医師のがん放置療法に反対している模様。
学会員だったら病気なんて医者にかからず信心で治せと言いたくなる。
そもそも信心が足らないから、そういう病気にかかるんだよ。
池田名誉会長は信心のおかげで、
いまでも20代の若さと元気をお持ちとある筋から聞いた。
学会員で病気になるやつは信心が足らねえんだ。
池田名誉会長は「現証」を出しているではないか? 「師弟不二」の信心を忘れるな!

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