ツチヤと土屋と

これはもうインターネット社会の弊害としか申し上げようがなく……。
ツチヤと土屋、わたしがふたりいるわけである。
当方のなかでは、どっちもおなじ人格破綻者なのだが、外見はそうではないらしい。
履歴書上の土屋はとにかくまじめそうで実際に正直で勤勉で、
世渡りは下手そうだが応援したくなるような放っておけない中年男性らしい。
もうひとりのツチヤは、精神がブラボーしていて、
明日のことなんか知ったこっちゃねえよという。
明日ベトナム人やネパール人と結婚して、あっちに行っちゃうよというやばさがある。
先のことなんか知ったこっちゃねえという無頼を生きがいにしているというか。
ネットのツチヤしか知らない人はかたぎの土屋に困惑するだろうし、
社会底辺としてうずもれている土屋しか知らない人はスーパーフリーなツチヤにビビる。
東南アジアの女性にだまされて……という定型コースを送りたいけれど、
そういう定番コースを知っているから真似はしたくないが、
あえてルートをたどればのちに回想として書く(表現する)麻薬的快楽が
あるのではないかとも期待する。
しかし、わたしをそこまで夢中にできる中国人でもベトナム人でもいらっしゃるかと。
世の中を、男女関係を舐めている不遜な自分を一蹴されたい。
大損したい。騙されたい。絶壁に追い込まれたい。死の一歩直前まで追い込まれたい。
つまり、生きる高揚を味わいたい。せっかく生まれてきたのだから。

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