銃弾を受けるしかない

メンタルが弱いのかなあ。
来月「供給」をわずかでもすると思ったら、あたまのなかが真っ白になった。
「供給」にまつわる危ない話をある人から吹き込まれたからかもしれない。
昨日なんか降りる駅を乗り過ごしちゃったもんね。
今日もあたまがポワポワしていていったい何度チョコクッキーを箱に入れ忘れたか。
むかし(前職の)コカから「土屋さんは知的障害者以下」と指摘されたけれど、
たしかにそういう面もあるのだろう。
ふたつの作業をいっときに同時にできない障害者めいたところがなくもない。
箱を開けながら菓子を入れるとか。思わず箱開けに没頭してしまう。
まあ、それもこれも「供給」への過剰な恐怖心と尋常ならざる不安ゆえなのだが。
3歳年上のメイト(ってなんだろう?)の大先輩(男性)に仕事中相談する。
「供給」でお菓子の入れる向きとかかんたんにわかる方法はないですか?
というのも、お菓子の入れ方を間違うとラインのおねえさまがたから、
ありえない白い目と女性ならではのきつい言葉が飛んでくると聞いている。
「わたし、1回しか『供給』をやったことがないんですよ。来週どうしたらいいのか」
3歳年上のメイトさんのお答えは「もう銃弾を浴びるしかないんですよ」。
いくら口頭で説明されてもあれはすぐ理解できるというものではなく、
おのおのがおねえさまがたからの厳しい銃弾をそれぞれに受けとめるしかない。
そうやって覚えていくしか方法がないと3歳年上のメイトさんはおっしゃる。
自分も銃弾は受けたし、いまいるみんなも少なからず銃弾を受けている。
どこかで腹がすわった。銃弾を受けて血まみれになってやろうじゃないか。
そうこちらが思えたのはメイトさんの人徳ゆえだろう。

いまの職場に入ったときにパッと目についたのが、
このメイトさんの好人物オーラである。
今日もいっしょに仕事をさせていただいたが、
さすがベテランメイトだけあってすごいのだ。
ライン中になにか不都合があるとふつうはあせるのだが、大先輩は落ち着いている。
現状を的確に判断して、その場でもっとも必要だと思われる指示をしてくださる。
メイトさんの偉いところは決して大声を出さないこと、
落ち着いて問題に対処できることだと思う。
怒ったりしたらかえって問題が複雑化することを身体全体で知っているような気がする。
おそらく多くの女性パートに鍛えられていまの彼ができあがったのだと思われる。
この人はすごいよ。おれとは正反対のものを持っていると思った。
押しが弱いぶん、いろいろなケースで苦悩してきたのではないか。
そのくせ髪の毛は真っ黒でふさふさだけれど。
彼の雑談を耳にしたことがあるけれど、
最近サワーを飲んだらまったく酔わなかったとのこと。
日本酒くらいじゃないと酔わないとか、職場の女の子に言っていたような気がする。
あの立場は酒のちからを借りずにはいられないほど難しいと思う。
会社はもうそろそろあの偉人をメイトから正社員に昇格させてやれ。
見た感じ、あの方はめったにいない逸材だぞ。
わたしも今日、彼から言葉で助けられた。
「供給」の日はあらゆるところから銃弾を受けて血まみれになる覚悟を決めた。
血まみれになって死ぬか生き返るかはそのときの運だろう。
銃弾を受けて血を流しながら苦しむしか道はない。
女性の銃弾を受け続けてきた偉大な先輩にお逢いできたおのれの幸運に感謝する。

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