女の話

先月まで勤めていたリネン工場には10人ほど女性パートがいたのではないか。
男性は1階で重労働、女性はエアコン完備の2階でタオルやウェアを折るだけ。
不満を言いたいのではなく、時給が違うから、まあこんなもんかと。
びっくりしたのは自分。どうしてか女性の名前を覚えられないのである。
以前、埼玉県にある時給850円の書籍倉庫で働いていたときは、
男女ふくめて150~200人以上の名前を人によってはフルネームで記憶していた。
名前の覚えにくい外国人もたくさんいらしたが、どうしてかメモまでして覚えた。
興味があったのだろう。自分が知らない世界(異国)を知っている人への興味、好奇心。
どうしてかいまの職場では、そういう好奇心がまるで生じなかった。
ぶっちゃけ、ううん、こういう本音を書いていいのか、
みんな結婚していて当方なぞよほどお金を持っていそうなのである。
時給850円職場の女性よりも先月までいた女性パートさんはお金持そうだった。
どうしてそんなことがわかるのかといえば、毎日の服装や靴を見ればおのずからわかる。
この職場の女性はつまらないと思ったのが名前を覚えなかった理由かもしれない。
時給850円書籍倉庫の女性は、みんなどこかいきいきしていたような気がする。
みんなに胸ときめくようなところがあった……なんて書いたらセクハラだよな。
いまの職場でもヒロミとシノブが気になっていた。
一回ヒロミがぞっとするほどきれいに見えたときがあって、おもしろいと思ったものである。
ヒロミは人妻らしいが、ともだちになるのだったら合法でしょう。
しかし、そのヒロミに切られたような気がする。
ヒロミと話したくてさ、かといって話すことなんてないじゃん。仕事のことしか。
洗濯乾燥は1階でやって2階で折りたたむ。
たまーに「未乾(乾燥していねえぜ)」とか紙をはられて下に戻ってくるんだ。
いやあ、いいんだけどね、あれをされると男性陣はかなりがっかりくるんすよ。
そういう雑談をしたら,、ヒロミは被害妄想的に解釈して翌日工場長に密告。
「ちゃんとしたものを納品するのが仕事なんだよ」
と(このときはまだ穏やかな)工場長からお言葉をいただいた。
いつも下で「未乾」が返ってくるたびにイライラしていた副工場長は、
そんなことをおくびにも出さず、
自分は工場長の従順なしもべでございますといった感じで着席していた。
なんか知らないけれど、わたしがヒロミに謝ることになって、
わたしはそういう社会人的プライドはほとんどないし、
ヒロミと話せるのも悪い気はしなかったから「あのときはごめんなさい」と謝罪した。
なんでこうなっちゃうの? と思いながらも、
これで同僚との仲が深まるのではないかという期待もなかったとは言えない。
ヒロミって見る角度によってはとてもきれいなんだ。
いつも昼休みにひとりで押し黙って弁当を食っていたからコミュ力はないのだろうけれど、
あんな子でも結婚できるんだあ、という不可思議な感じがおもしろかった。
シノブはいくつだったのだろう、わたしより4、5歳上ではないか。
わたしはシノブもまた好きだった。スタイルがよかったなあ。あと好人物オーラがすごい。
しかし、なーんか学会員っぽい香りがするので警戒(?)していた。
どこからどう見ても学会員のおっさんイリーと仲良くしていたのも疑惑(妄想?)を深めた。
シノブと話したのは、退職日。「今日でおれ、ここをクビになるんで」
シノブとは仕事後マルエツで1回逢ったけれど、おれ逃げまくりだった。
基本、病的な学会妄想を持っているし、
ふつうのおねえさん(おばさん)がなにを考えているのなんかわからないし。
まあシノブとは相当ご近所さんっぽいからまた逢うこともあるだろう。
スパーフリーなおれのフリートークにどうこたえてくれるか。
赤い爪の女性チーフさまにおかけした当方の好意からの言葉が
なぜかセクハラ認定されクビになったようなものだが、
いまわたしは無職なのでだれともセクハラ、パワハラ関係にならない。
ブイ。ピース。やっほう

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