「お笑い創価学会」

「お笑い創価学会 信じる者は救われない」(テリー伊藤・佐高信/知恵の森文庫) *再読

→10年以上もまえに読んだ本を、探してもないのでブックオフオンラインにて注文、再読。
おれ、隠していないけれどF(エフ/学会の隠語)なんだよね。
エフとはつまり創価学会のフレンドみたいなもん。
最近の選挙ではすべて公明党に入れている(おれの一票で国が変わるかよ!)。
だれに頼まれたわけでもないけれど、公明党の政策もよく知らないけれど。
(そもそも40年の人生で学会員を自称する人とひとりも逢ったことがない)
いま失職、無収入、重度の顔面神経麻痺、吃音、孤独、絶望、とにかくひとりぼっち――。
これは創価学会さんに誘ってもらうしかない環境でしょう。
わたしは創価学会本部に電話をかけたことがあり、
けんもほろろの対応をされたが、末端の人情味あふれた学会員なら「今でしょ!」。
うちはライバル団体である顕正会の布教エリアとも隣接しているらしいから、
タイムセール、いまだけお買い得よって話。
わたしはべつに教義にこだわりはないので創価学会でも顕正会でも親鸞会でも大歓迎。
キリスト教会系でもOK。
地域で50人くらいでやっている地元密着型新興宗教なんかもおもしろそう。
新興宗教は会員が50人いたら教祖は食えると聞く(月会費5千円×50=25万)。

とはいえ、日本の新興宗教の最大手といえば、
泣く子も黙る、いまやヤクザよりも恐れられると評判の創価学会。
学会員さんは善男善女ばかりなのだが、善は悪を熱狂的に求める。
悪が存在しないと自分たちの善男善女ぶりが証明できないから困ってしまう。
このため創価学会からひとたび悪人認定されたら、
どんな人でも集団的いやがらせを受ける。
創価学会にとっては、それこそが正義の表明であり、
平和活動、善導善行になるわけである。
学会員は使命感から人のあまりやりたがらないPTA役員や
掃除当番を引き受けてくれるばかりではなく、必要以上に懸命に励んでくれる。
役職(名誉)に飢えた人という意地悪な見方もできなくはないが、
言い方を換えれば責任感のある立派な人たちでもある。
創価学会は歴史教科書に出せない戦後史のタブーで、それだけにおもしろい。
おそらく創価学会がなかったら、
日本はこれほどの高度経済成長をできなかったと思われる。

あそこは秘密組織だから、いまだによく存在の実態が知られていないようだ。
基本は、ある紙ぺら(ご本尊さま)に向かって
南無妙法蓮華経と唱えたら夢や希望がかなうという教え。
そのうえ会員数が多いので、世の中はけっこうコネということもあり(ゴニョゴニョ)、
実際目標達成数も少なくない。学会に入って短期的に夢がかなうことはめずらしくない。
ある条件の人を雇用したくても、希望に沿う人はなかなか来てくれないわけでしょう?
中年男くらいがちょうどいいバイトに、
若いおねえさんが応募してきても面接せにゃならんばい。
時給の安い高校生がいちばん適しているクリスマスケーキづくりに
中年男が応募しても、ねえ? 女子高生なら売り子にも使えるし、ねえ?
縁談なんかもあれは細かい条件や家風しきたりがなくもないから、
本当は宗教関係のご縁がいちばん適していると言えなくもない。
創価学会という巨大秘密組織は、庶民日常生活とぴったり適応していたと言えよう。
庶民は日々悩みごとの連続だが、それも学会の座談会で話せばすっきりする。
結局は「信心しましょう」なのだが、
悩みを座談会で言語化できたことだけで救われる庶民が多数いる。
だったらいいじゃないかというのがF(えふ)としてのわたしのスタンス。
おもしろそうな仕事とか妙なる白蓮華女性とか紹介してくれないかな、と妄想しながらさ。

いまはどうだか知らないが、本書刊行時は創価学会が大嫌いだったらしい、
テリー伊藤と佐高信の共著となっているのがこの本だ(ほかにも執筆者はいる)。
いまではテリーも佐高も学会にかなり落とされているんじゃないか。
驚異的な仏教独学知識を持つ梅原猛もむかしはアンチ学会だったが、
いまでは学会寄りの大学者とされている。
河合隼雄はデビュー当時から学会と手を組んで勢力を伸ばしてきたという印象が強い。

ヤクザからも恐れられる創価学会名誉会長、
池田大作氏の魅力を事業家でタレントのテリー伊藤氏はじつに見事に表現している。
天才は天才を知るのであろう。
以下は日本有数の知識人のおひとりであられるテリー伊藤氏のお言葉。

「僕思うんですけどね、
[池田名誉会長のように]メチャクチャなことを言っている人物のほうが、
宗教の代表になるにはいいんです。(……)
ちゃんと理論だてて、「きみ、これがこうで、こうだから」
というような人物はカリスマになれない。(……)
いまは宗教の親分の話。たとえばね、男と女の話でもそう。
男が口説くとき、「僕はこういう大学を出て、
いまこういう会社に勤めていて給料はこれだけもらっている。
広いマンションに住んでいるから、きみを幸せにできる。結婚しよう」
なんていうのは、理論なんですよ。そうじゃなくて、「俺と一緒になれよ」
と強引にいくほうが勝つような気がするんだな。(……)
だから、池田大作も非理論的な部分を持っているんじゃないかと思うね」(P20)


「俺と一緒になれよ」なんていま言ったらへたをするとセクハラ認定されかねない。
つたない経験から申し上げると、言葉は本当に相手に通じない。
職場に古株地雷っぽい白粉(おしろい)が好きな女性がいらして、
その人のご機嫌をうかがおうと言った言葉がまさに地雷を踏んだようでバーン。
当方はあわれ失業者の身になってしまったわけである。
「それセクハラですよ」と言われた記憶があるけれど、
あなたにはもう旦那さまもセクハラどころか
おさわりでさえなさらないでしょうという古参女性が
「あんたはセクハラ男」と決めつけ、こちらは自己都合退職、無職無収入。
毎朝、鏡を見ていたらセクハラとか言えないと思うけれど視覚障害者だったのか。
ご近所さんらしいけれど、
今度スーパーとかで邂逅したらもう上下関係はないから……わかる?
おまえの赤い爪こそ男にはきんもいセクハラだって(最後の数週間、
朝のあいさつさえもできないってどこぞのご高貴なお生まれでございましょうか?)。
――おおっと、こういう下世話な悪口を学会員さんはお好きでしょう?
メンタリティが似ていることを証明するために書いてみました。折伏歓迎。千客万来。
名前が「志保」で「志」が入っているということは、
あちらさんがヤクザよりも怖い学会員さんで、
こちらは彼女の正義とやらのためにクビになったのかもしれないけれどさ。
学会の池田さんの言葉なんて字面で見ると大したことはないでしょう。
けれども、それは違うと稀代の文化評論家であるテリー伊藤氏は指摘する。
ひとつの言葉を人はそれぞれさまざまに受け入れる。

「池田大作でも、福永法源でも、
「もっと信者を集めてこい。いけえー。もっとやるんだ。できないやつは許さん」
というようなことを言ったとしますね。
外部のわれわれが聞くと、たんにハッパをかけているとしか思えないんだけど、
信者にとっては、
「実はあんなに荒っぽく言っているけど、本当は深い意味があるんじゃないか」
と響く。そのくらいの違いがあると思うな」(P24)


創価学会でいちばん強いとされているのは婦人部である。
女子部なんかよりも婦人部ははるかに強い。
壮年部もかなわないほどに創価学会の婦人部は強い。最強組織と言ってもよかろう。
さて戦後、強くなったのは靴下と女性と言われている。
そう言われたらたしかにそうで、かつて女性は弱い立場にいた。
男が女性よりも強い立場でいられたのは、
男が肉体労働をすることが可能で、家に金を入れられたからである。
女性のなかにも自分が男だったら、と願っていた人は大勢いただろう。
しかし、女性、婦人には基盤となるものがなかった。
「女のくせに」と見下されるのがつねであった。
それを変えたのが創価学会の池田大作名誉会長であられる。
夫婦瑞祥とか家庭円満が世間的には是とされるが、家庭など実相は権力闘争の場。
かつては「ふろ、めし、ねる」で男がでかい顔をできたが、
それを変えたのが創価学会名誉会長の世界的偉人でいらっしゃる池田大作先生だ。
ある女性ライターが創価躍進の理由を以下のように書いているが、
これはじつに正しいと思う。

「家庭内権力闘争において、それまでつねに夫に敗れてきた女性ほど、
学会を〝後ろ盾”とした〝池田先生”という錦の御旗のもとでなら、
夫に勝てると信じたとき、
即座に夫より〝[池田]先生”のほうを選び取るのである」(P59)


ぼくはいま非常に弱っているから池田先生のおさがりでも、
池田先生に比べたら5番目でも10番目でもいいので、妙なる女性の助けがほしいなあ。
考えてみたら、アイドルが大好きな旦那がいる家庭だっていくらでもあるっしょ?
そういう家では奥さんはAKB48の7番目、8番目かもしれなく……。
わたしは法律上の正しい夫の座などもうとっくにあきらめていて、
優先順位10番目以降の男友達でもぜんぜんかまわない。
そのくらいひとりぼっちでなにもなくさみしい。
本書で元学会員の妻子ある社会的信用のある税理士先生が、
以下のような貴重なご証言をなさっている(元学会ファミリー)。

「また、娘から聞いた話ですが、
在学中には、創価大学生も、選挙前になると授業を休み、
宣伝カーに乗ってドライバーをしたり、うぐいす嬢になったりするそうです。
また、セーラー作戦といって、
二人でペアを組んで選挙の応援をしていた学生が少なくなかったようです」(P194)


セーラー作戦かもん♪

落ちるから。たぶん絶対に落ちるから。
フィリピンパブに連れていかれて、
外人のおばさんとハグをしてもおもしろくもなんともない(失礼)。
強制的にまたぐらをさわらされるとか別方向のセクハラというか、訴えないけれど。
いま重度の顔面神経麻痺で吃音、
先月で失業、無収入、孤独、ひとりぼっち、絶望感あり――。
ご興味をお持ちになられた方がございましたら、
ご宗教は問いませんのでよろしくお願いします。
結局、他人を助けるってことが自分を助けることなんだなあ(←悟ったふり)。

土屋顕史(つちやけんじ)
(メールアドレス)yondance1976@gmail.com

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