ドラマの再体験

ふつうってどういうことかわからないけれど、
ふつうの人はドラマを見て、自分の体験したことの意味を再確認するわけでしょ?
恋愛ドラマを見て、
ああ、自分の男性関係もそうだったと納得(錯覚)したいのが高齢女子。
家族愛あふれるホームドラマを見て、うちもそうだと盲目的に信じたい。
わたしの場合、ベクトルが正反対なのである。
たとえばバイト先でパワハラ的な行為を受けたとする。
そのとき感動するのは、
ああ、山田太一ドラマのあのシーンで描かれていたのはこういうことだったのか!
そういう新発見の感動なのだから。
要は現実より先にドラマを知っているのだが、
わたしにかぎらず当方より若い世代もみなみなそうかもしれない。
しかし、若者は往年の山田太一ドラマを知らないだろう。
ドラマを現実に似ているという文脈ではなく、
いまのわたしの現実を、
ほほう、これは山田太一ドラマにクリソツ(そっくり)だと離人症気味に思ってしまう。
ある意味では幸せな毎日なのかもしれない。

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