クエマラ教

芥川龍之介を教祖とするクエマラ教の末端構成員として申し上げれば、
やっぱりいちばんうまいのは日本料理だよね。年齢のせいかもしれないけれど。
むかしバイト先でベトナム人の女の子からベトナム料理はおいしいでしょ?
と、さも当たり前のように言われたけれど、
ベトナム料理でうまいのはバインミー(フランスパンのサンドイッチ)だけだろう。
雨の日にフエだったかで12ドルもする越南高級料理も実験的にためしてみたが、
量が多いだけで、味はどうかと言われたら、個性がないと言わざるをえない。
アンコールワットで有名なカンボジアだが、たぶん世界一メシがまずいのはこの国。
白石昇先生で有名なタイは1週間くらいしか滞在しなかったのでよくわからない。
まあ、なんでも辛くするお国柄だよねえ。
個性がある、しっかりとした味がある料理を出すのはインドと中国。
わたしはインドメシは大好物だが、あれが嫌いな人は絶対受けつけないだろう。
しかし、インドのメシは濃くてうまいぞお。
中国のメシはなんでもうまいな。さすが華僑が全国に進出していることはある。
あぶらっこいものばかりだけれど、当方のつたない旅行経験からいえば、
中国のメシはどんな安い食堂でもまずいということがなかった。
インドと中国はすごいが、タイ、カンボジア、ベトナムはわからん。
香港は大学時代に行ったけれど、さすがに料理の味はおぼえていない。
おれさ、むかしさ香港でね、
インドで知り合った同年代の美少女の家に招待され、
現地の本物の香港料理と香港家庭を味わったことがあるんだぜ。
ジャネット・ユエンさんだっけなあ。
最後のメールでは報道関係でバリバリ働いていると聞いた。

おれさ、英国留学経験のある美少女、ジャネットに英語を教わったようなもんだもん。
ジャネットと英語でメール文通するためにどれだけ英語辞書を引いたことか。
もう時効で書いてもいいだろうけれど、
ジャネットと逢ったのはインドの悪質観光都市アーグラ。
おれってむかしからカウンセラー的存在なのか、
はじめて逢ったジャネットからぼくの部屋でさんざん自分語りをされたなあ。
なんでも留学中につきあっていたイギリス人の彼との失恋が忘れられなくて
インドに来たとか。写真も見せてもらったがチョーイケメン美男子であたまもよさそう。、
当方がイケメンではないこと、英語ができないことにすごいコンプレックスを感じたなあ。
第二外国語は中国語を選んだのだが、
それは北京語でホンコンピーポーの彼女にはまったく通じなかった。
こうしてだれにも読まれないブログを書いているうちに
思い出したむかしの香港美少女(現在は美女なのかなあ)、
ジャネット・ユエンはいまなにをしているのだろう。

思い返せば、あの子にも恩を返していないなあ。
いま逢ったらあっちのほうが絶対収入が多いからサイゼリアに連れていって笑われそう。
ジャネットはちっこくて少年のような性別不明的な美少女で、
くりくりっとした目がとてもかわいかった記憶がある。
写真もあるのでいちおう嘘ではない証明は可能。
わたしはアジア圏の外国人に恩がいっぱいあるのでいつか返さなければと思っている。
けれど、「ガイドブックではわからない本当の日本が見たい」とか言われると困る。
そもそも日本食ってなに?
刺身、寿司、天ぷら、トンカツ、コロッケ、ラーメン、焼き肉、キムチ?
ぶっちゃけるとガチの日本食は関西人が嫌いな納豆だと思う。
いつだったかアジアの日本料理屋で
日本よりも安い(自家製らしい)納豆を食べたけれど、あれは泣くほどうまかった。
東西問わずいちばんびっくりする日本食はお好み焼きでもモンジャでもなく、
嫌いな人も非常に多い納豆かもしれない。
一般的なことをいえば、牛丼屋かてん屋だが、それっぽいのは海外にもあるだろうし。
ひょっとしたら自分、むかしからアジアの女の子が好きなのかなあ。

白人女はお人形さんのようできれいだとは思うけれど、
まったく話したいとは思わない(←うそこけ。英会話ができないだけだろう)。
アジアの子の話す英語はおなじアジアだからかとてもわかりやすい。
正直、会話なんか単語の羅列で、過去形も現在形も未来形も、どうでもいいんじゃないか。
アイ、フューイアーズ、アゴー、リアリー、アンハッピー。
バット、ナウ、ベリーベリー、ハッピー。ホワイ? アイドンノ。
ジャネットはいま香港でバリバリ活躍しているんだろうなあ。
こっちはようやく食べていけるくらいになったのレベル。
どうしてぼくたちはインドのアーグラで出逢ったかわからないが、
もしかしたらなにもかもわからないのかもしれない。気が強い女の子でした。

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