ヒューヒューだよ

まえに勤務していた巨大書籍倉庫の思い出は尽きない。
みんなみんなよかったし、あそこに雇っていただけたおのれの幸運はすごいと思う。
ゴックさんという、とても笑顔がかわいいベトナム人女子がいたのよ。
携帯番号を聞いたら、けっこう迷っていたけれど、教えてくれなかった。
そうしたらカオリンがぼくの話し相手になってくれた。
カオリンは意識してはいないのだろうが、
いつも胸の谷間が上品に見える黒服を着ている。
わたしは巨乳よりも微乳のほうが好きなのだが、
カオリンには女性観を変えられる寸前まで追い込まれた。
ゴックさんに携帯番号を聞いた日、どうしてかカオリンがライン横で
ぼくなんかとしきりにコミュニケーションを取ってくれるのである。
おっぱいを見ちゃってごめんなさい。
そうしたら検品にまわされたゴックさんが明らかに怒った顔でぼくのことを見る。
もうひとりの検品ベトナム人女子がぼくのうしろを通ったときだ。
ぼくとゴックさんをからかうように「ヒューヒュー」と言った。
うわあ、これは中高生の恋愛モドキじゃんと泣き出したいくらい感動したね。
まさかあんな年齢になって、
職場で学校の青春のようなものを味わえるとは思わなかった。

カオリンの思い出も強烈だなあ。電話番号を聞いたら教えてくれたのかしら。
当方の妄想だろうが、ある日のこと、
休憩時間にいつも孤独なぼくのうしろにおっぱいがきれいなカオリンが来て、
なかばよだれをたらしながら動物的に接近してくださったことがある。
すぐに社員に見つかり注意されちゃったけれど(休憩時間っしょ?)。
ユーミのあれはどう解釈したらいいのだろう。
ユーミというかわいい子持ちの喫煙人妻がいたのよ。
チューしたいとかブログに書いたことがあった。ユーミはそのうち辞めてしまう。
その後、原因は完全にわたしにあり、わたしがすべて悪いのだが、
職場でいじめのようなことに遭う。
首謀者はわたしの大好きな男性で、相手もやったことを後悔していることがわかった。
彼のことをさらさら恨んでもいないし、いまでも恩人のひとりだと思っている。
数日後、ほかの職場で勤めるユーミがわざわざ来てくれたのよ。
そして、わざわざぼくに聞かせるように大声でミッカーに言ってくれた。
「なんだか土屋さんの顔が見たくなって来ちゃった」
ものすごい感動したけれど、
この裏には創価学会とか秘密組織の存在があるのかと疑った。
ぼくの魅力は書くことと実存在のギャップにあるのかもしれない。
書くことは多少おかしいけれど、実際に逢ってみたらふつうの人だし。
世界に悪い人なんかいないんじゃないかと思う。
ヒューヒューだよ。みんなヒューヒューだよ。恋をしろ!

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