世間知の意味

あいつは世間を知っている、あいつは世間を知らない、という言葉があるじゃないですか。
まあ、山田太一ドラマでひんぱつされるセリフだ。
このときの世間というのが、まさに世間知らずにはへたをすると一生わからないで終わる。
世間を知るとは、具体的にどういうことか?
地名をよく知っている不動産屋とドライバーは世間を知っているといえよう。
それから会社名をよく知っているのも世知長けた人になる。
身もふたもないことをいうと、住んでいる地域はブランドみたいなもの。
生活保護受給者が多いA区とかは嫌う人が多いでしょう。
いまはほぼ一家途絶えたが(みんな短命すぎるぜ、ブラボー!)
母方の実家のようなものはここにあった(最後は叔父が孤独死、腐乱死体)。
わたしは自分が地名を知らなすぎるので恥ずかしい。
どこの職場でも同僚から地名を聞くとネット検索して、ほほうと思うもの。
不動産屋なんか世間を知りまくっているわけでしょう。

わたしはなぜか不動産屋のかたと縁があり、
あまり公言できない身もふたもない裏を耳にしたことが何度かございます。
それは裏だから秘密だから、書くわけにはいかないけれど。
それから会社名をよく知っているのがいちばんの世渡り上手(世間知らずの反意語?)。
自分がとにかく世間知らずだと恥ずかしく思うのは会社名をまったく知らないこと。
みんなが知っているブランドの会社名をまるでさらさら知らない。
むかし小谷野敦ファンの男が得意げに名刺をくれたが、その会社を知らなかった。
親は北海道の不動産屋。
一橋大学卒でエリート社員の同世代男性はわたしをあきれたように見たものだ。
地名よりも不動産価格よりも、
あるいは会社名をよく知っているほうが世間に通じている。
いまありがたくも働かせていただいている会社の名前も知らなかった。
関連会社等も知らなかった。
人に聞いたら有名な会社なようで、またまた無知を恥じた。
わたしの(あるとすれば)長所は、自分から調べることである。
知らないことがあったら自分から裏表やらなにやらを知ろうとする。

会社から支給された道徳教本なんて関係者の8割が読まないでしょうが、
わたしはまじめにも熟読した。
上から(言葉ではなく)ニュアンスで「読まなくても、まあ」
みたいなことをいわれたからか、
うっかりいろいろ調べながら読んでしまった。
逆にいろいろ、そうかそうか、と勉強になって感謝しているくらいである。
その本の読書感想文をここに書いたりしないのは、
わたしがまじめな社会人に近づこうと思っているからだと思う。
ものごとには作用、反作用というものがあって、
あれだけいじけたぐれた根性が悪いわたしがこれだけ変わったのだから、
まじめ人間も少しいいかげんになるようなことも世界全体ではないともいえまい。

COMMENT

URL @
02/23 16:43
. >あれだけいじけたぐれた根性が悪いわたしがこれだけ変わったのだから

心配いらないよ。変わってないよ。
URL @
02/27 02:37
. 世間と個人がどう関わるかなんて昔から文学のテーマになってることだと思うけど、今更なんですか…。
POT URL @
02/28 04:54
. 長く続けてるだけあって変なのに粘着されてますね
自分はこちらのブログ楽しませてもらってます
良い文章なので
名無し URL @
02/29 23:04
無駄. 行く先々で周囲を巻き込んでは自爆している。
巻き込まれた人はそのために時間と体力を使わなければならない。
言い換えれば相手の人生の時間を無駄な行為で奪っているわけだ。
そこで頭にきてここの日記を読むと、なぜかいい思い出として処理されている。
文句の一つもいいたくなるだろう。








 

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