創価学会のネットCM

2016年1月5日にウェブには否定的だった創価学会が画期的なネットCMを出した。
日を改めて何度も繰り返し視聴しているが、あの創価学会が変わったなあ。
こんなことを書くとインテリからはバカにされそうだが、感激して涙しながら見ているのだ。
それはきっと酔っぱらっているからで、
酔いがさめたときに思い返したら大爆笑なのだが。
笑いや泣きのあるところが、その人間くささが創価学会のよさであろう。
創価学会にとってあのネットCMを公開するのは大冒険だったのではないか?
しかし、あれを公開できる宗教団体なら、まだ健全で大丈夫なような気がする。
今回発表されたのは青年男子が主人公の「夢のその先に」と、
うら若き女子OLが主人公の「リアルな絆」である。どちらともゾッとするほどよかった。
創価学会がおおやけにこういうことを発表してもいいのかと恐ろしくなったところもある。
映像は創価学会公式サイトでご覧になれますから、
もしご興味をお持ちになりましたらそちらでお願いします(笑えて泣ける!)。

創価学会のネットCMのすごいところは、
信心強盛(内部でいわれるバリ活≒狂信者)のおばさんが交通事故に遭い、
死線をさまようところである。
むかしの学会なら交通事故に遭うようなものは、
信心が足らないからと嘲笑の対象になったのである。
それが最新のネットCMでは、創価学会で
最強といわれる婦人部の古株おばさんがどういうわけか交通事故に遭遇してしまう。
さらに現世利益を求めて「夢がかなう」宗教に新しく入った、
創価学会員の路上ミュージシャン青年もまったく報われない。
メジャーデビューを夢みる彼は「夢がかなう」といわれ学会に入ったのだろう。
しかし、青年が一生懸命に題目(南無妙法蓮華経)をあげたにもかかわらず、
近所の学会員が大勢でご祈念の題目を送ったのにそれでも、
ありがちなメジャーデビューを夢みる青年の安っぽい夢はかなわない。
具体的には、オーディションで箸にも棒にもかからず落とされる。

リアリティがありすぎて怖いと思った。
若い路上ミュージシャンを応援している創価夫婦の勤行が映し出される。
勤行とは仏壇に向かい南無妙法蓮華経と唱えることである。
その仏壇のご祈念の紙に、「一家和楽、無事故」と書かれているが、
モザイクでうすぼんやりと消されているのがまこと創価学会的でおもしろい。
現実はいくら題目をあげても交通事故に遭うときは遭う。
実際におなじようなご祈念をあげていた婦人部のおばさんも
交通事故で死ぬほどの苦しみを味わっているのである。
このネットCMを見るかぎり、創価学会に入ると交通事故に遭う確率が高まる。
創価学会に入ろうが、いくら題目をあげようが、
無理なものは無理で、青年の夢はかなわない――そういう誤解をされる危険性がある。
というか、まさにそれが創価学会のリアリティなのだが。
創価学会に入ったら交通事故に遭う。
創価学会に入ったら夢がかなわなくなる。

このたびの斬新な感涙的なネットCMを視聴して、そう解釈する人も少なからずいよう。
現実は、リアリティをいえば、
創価学会に入っても入らなくても、事故に遭う人は遭うし、
信心とはなんの関係もなく若くしてメジャーデビューする人もいるのだろう。
しかし、そんな現実には耐えられないから人は宗教に救いを求めるのだが、
創価学会はネットCMで恐ろしいまでのリアリティを公開してしまったのである。
このネットCMを企画、進行、発表したのはだれなのだろう?
おそらく異様なほどの反発が内部からあったと思われる。
それを強引におさえて今回のネットCM公開まで実行した責任者は、
本当の創価だましいの持ち主で革新者であろう。
交通事故に遭っても、夢がかなわなくても、リアルな絆があれば人は救われる。
たしかにこれこそ創価学会のもっともすばらしいところだとわたしも思う。
いま世界的に大きな変革が起きているような気がしてならない。
見た人にしかわからないが、
あの創価学会があんな革命的なネットCMを打ち出すとは――。

(創価学会公式サイト)
http://www.sokanet.jp/

創価学会CMドラマより――。

「(学会員は)いい人なんだけれど、うざい」

「(学会員の親切は)ありがためいわく(なところもある)」

「あなたが変わればまわりもかならず変わるから」

「ご本尊さまは(カラーコピーではなく)どこか遠いところにあるのではなく、
自分の心のなかにある……」

「題目をしっかりあげて! かならずいい結果が出るから!」


創価学会ってもしかしたら本物の宗教に近づきつつあるのではないか?
「いい結果」がもしかしたら交通事故遭遇やオーディション落選かもしれないわけだ。
交通事故に遭ったせいで、人のあたたかみや健康のすばらしさがわかることもあろう。
オーディションに落ちたことで、そういう芸能関係のコネの薄汚さに気づき、
華やかな人生よりもまじめに堅実に生きている人のよさがわかることもあるはずだ。
「夢はかなわない」「交通事故に遭う」――。
こんなネットCMを視聴して創価学会に入る人なんているのかとも思うが、
いまはそういう時代で、
このリアリティに満ちた創価CMはかならずや功を奏するような気がしてならない。

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