師匠の話

師匠といえば特殊映画監督の原一男教授だが、
こちらは名もなき弟子であり、
おそらく先生もこちらのことなど覚えておられないだろうから、
あまりおおっぴらに公開していいものではないと思う。
あんなゴミの弟子がいるようでは、
師匠のレベルもたかが知れていると思われたら恩師に申し訳が立たない。
大学で師匠に出逢ったが、
高卒(高校中退?)の大学教授がしきりにあおっていたのは
(当方の記憶違いかもしれないが)、就職なんかやめちまえ、である。
安定した仕事なんかより夢を取れ!
クラス(ゼミ?)で師匠の言葉を真に受けたのはわたしだけだったのではないか?

今日派遣先でいっしょになった大学生4年生の彼はとりあえず安定を選択したようだ。
バンドでメジャーデビューしたいという夢があるが、
社会人をしながら夢をあきらめないとのこと。
自分は功利的に自分の時間を比較的に持てる職場を選んだとのこと。
どっちに転んでもいいようにどちらにも保険をかけたようだ。
優秀な彼にとってはバンドのために給料の少ない仕事をあえて選び、
いちおうリスクは取ったという理屈になるらしい。
就職して社会人になったらみんないっしょになってしまうのが真実かもしれないが。
うさんくさいわたしは大学生にも「です・ます」調の丁寧語で話すからね。
おっさん、思わず言っちゃったよ。
「就職なんて辞めて、夢を追いかけましょうよ!」
そのあとすぐさま彼のシラーっとした視線に気づき言い直す。
「わたし、大卒後就職よりも夢を選んだから、こうなったんです。
ごめんなさい。ぜったいちゃんと就職して結婚したほうがいいです」

国学院大学生でバンドマンでイケメンの彼から言われたなあ。
「家族はいるんですか?」
「いません」
「すっかりお子さんとかいると思っていました」
最初に対面したときも強烈だった。
「ツチヤさんはふだんなにをしているんですか?」
「なにもしていません」
大好きな派遣社員さんがやばい空気を読んで助け舟を出してくれましたが。
「ツチヤさんはフリーなんですよ」
思えば、師匠の原一男先生もスーパーフリーな人だった。
師匠は選ぶべきである。わが選択の正誤は死ぬまでわからない。

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