秘密のスイッチ

派遣先休憩室のテレビで知ったけれど、14人がバス事故で死んだんだって?
ひとつまえのブログ記事は事故前に書いたものだが、なんだか怖くなった。
べつに予想的中したわけではなく、その反対なのだが。
14人も死んでしまうと、世論は非科学的な原因探しを必死でする。
原因がわかれば、今後このような事故がふせげると信じているからだろう。
科学のなかで「正しい」割合が多いとされる数学的(確率的)に見ると、
交通事故というのは統計的事象なのである。
交通事故は確率的には非常にまれだが、統計的には絶対的に起こるものだ。
難病罹患率や自殺率とおなじで、いくら原因を探しても一定程度は発生する。
いくらみなが最大限の注意を払っても交通事故は絶対にゼロにはならない。
だれも悪くないし、自動車メーカーも悪くないし、
いわば世の流れというか、便利な社会が統計的に生み出したミス。
みんなが自動車の恩恵をこうむっている以上、
だれかが確率的かつ統計的に事故の加害者や被害者にならなくてはならない。
ドライバーは統計的にある割合でかならず事故を起こすともいえよう。
人身事故を起こしたくなかったら、ドライバーにならないのが最良の選択肢。
ペーパー歴17年のゴールド免許保持者だが、ドライバーになるのは絶対無理。
事故で人を殺すくらいなら、事故で苦しみながら死んだほうがまし。

今回の事故にも遺族がおられるわけである。
お子さんが死んじゃった親はたまらないだろう。
自分は「正しい」人生を送ってきたと思っていた人が大半ではないか。
世間的に「正しい」人生を送っている自分にレアな不幸は舞い込まないだろう。
しかし、今回このような事件にランダムに遭遇してしまった。
だれかのせい(あいつが悪い!)にしなければ気が済まないだろう。
断言はできないが、本当のところだれのせいでもないのかもしれないけれど。
しいていえば、統計的にかならず起こる事象って感じで。
たまたまの偶然であの事故バスに乗らなかった人もたくさんいたわけだ。
そのたまたまの偶然はいったいどういうわけだろう。

わたしが長らく大好きなマルエツのTカードに入らなかったのは
(明らかにそのほうがお得なのだが)、
小さな損をすることで大きな不幸をふせごうという計算があったのである。
あまり利益や得ばかり求めると、どこかでたまたまの大きな不幸が降りかかってくる。
すべての事象の原因も本質も実際も人間にはわからないのかもしれない。
いくら交通事故でお金が入ろうと大半の遺族は地獄に堕ちるわけ。
なかには儲けたという人もひとりくらいいるのだろうが、それが現実ってもの。
いまネットニュースを見たら健康診断がどうのと書いてあるが、
健康診断をしていたらバス運転手は絶対に事故を起こさないとかそういうものではない。
飲酒運転を千回しても事故を起こさない人がいる一方で、
下戸(げこ/酒NG)なのに運悪くも人身事故を起こしてしまうドライバーもいるのだ。
目先の経済的金銭的な損失によって
将来的な人生的決定的な大損を回避していると思えば、
その日のマイナスにそこまで負の感情をいだかなくて済むのではないか。
損得、利害、なにがどう関係しているのかわからないというのが真実かもしれない。

あと残り2日だが、いまの派遣先職場の人はだれも悪くないし(いい人ばかりだし)、
とてもいい「想い出づくり」になった。本当にありがとうございました。
つくづく善悪はわからない。
不謹慎なことを書くと交通事故で即死できたら、
わたしにとってこんなラッキーはないのだから。
わたしがこのブログ記事を書くことで不愉快になった人がいらしたら謝罪します。
ごめんなさい。死んだほうがいいやつということは自覚しておりますので。

COMMENT

ウハハハハ URL @
01/16 00:16
. 「経済的」「金銭的」「将来的」「人生的」「決定的」「非科学的」「数学的」「確率的」「統計的」「世間的」「絶対的」…こうやって「的」をやたら使いたがるのはインテリぶったバカの特徴、と狐狸庵山人が言っていたような気がする。








 

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