お客様は「正しい」

企業トップはあんがい目の前にいるお客様に気づいていないのかもしれない。
「お客様の立場で考える」のお客様はどこにもいない見えない存在ではないか。
お客様はだれかといったら自分がまず第一のお客様なのである。
「お客様の立場で考えろ」は「自分のあたまで考えろ」と同義であろう。
企業上層部は数字として現われてくる見えないお客様に気を遣うのもいいが、
自社やファミリー企業の下層で働く人もお客様ということを忘れているのではないか。
企業風土を知りたいと思ったら、休憩室に潜入すればいいのかもしれない。
どのくらいの社員や非正規がその企業の食品を口にしているか。
職場までもぐりこめば、その企業が、
どのくらいお客様になりうる自社の労働者をたいせつにしているかがわかろう。
テレビ番組なんかもさ、見えないお客様(数字/視聴率)のことなんて考えずに、
自分たちこそお客様(視聴者)だと開き直って、
自分の見たい番組をどんどん制作していけばいいのにどうしてかそうならない。
セブンイレブンはお金を持っていそうだから、一社提供のスポンサーになって、
上質の番組制作を応援してあげればさらに企業イメージはあがることだろう。
むかしあった東芝日曜劇場はそれだったのだろう。
あの東芝がクレーマー騒動に巻き込まれ、二転三転、
いまのいま経営が危なくなっているというのはファンとしてはかなしい。
うちのパソコンは東芝製で無料電話サービスにどれだけお世話になったことか。
自分こそがお客様の代表だと信じて、
みんながみんな少しでも自分の食べたいもの、見たいもの、読みたいものを
創るようになったら、多様性のようなものが現われ、
世の中が少しばかりおもしろくなるのかもしれない。
お客様は「正しい」のならば、自分もお客様なのだから自分もまた「正しい」のである。

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