カウントダウン

30年近くもファンであるプロレスラーの天龍源一郎が引退を発表した。
本当に天龍源一郎の大ファンで主要な試合はほぼなまで観ている。
天龍は怒りを表現するのがうまいんだ。
コノヤロウという憤懣、憎悪、怨念を肉体で表現するのがうまい格闘役者である。
あの天龍さんが引退するのである。阿修羅原も死んだ。
藤波も長州も大仁田も引退発表をしてカウントダウンをしたのに復帰した。
いまの若いプロレスラーなんかより彼たちのほうがよほど好きである。
わたしは天龍が引退後に復帰してもいいと思っている。
ある時期の考えが将来変わってもぜんぜん構わないではないか。
わたしなんかも転向しまくり、変化しまくりのコンニャク野郎である(藤波!)。
鶴藤長天のなかでいちばん勝っているのは藤波さんではないかなあ。
むかし30歳まで生きていないと信じていたことがある。
無名のままオーバー30にはなりたくない。
29歳のときに死のうと思ってインドに行き、
かなり滅茶苦茶をしたのだが運がよく健康体のまま帰国した。
そのときに興味を持ったのが仏教である。
結果、うっかり30歳を超えてしまった。
さすがに40歳まで無名のままなにごともなしえないまま生きるとは信じられなかった。
40歳になっても世間から認められないというのは、本当の人間のクズってことでしょう?
クソのあいどん先生だってあいどんの心を病んだ娘だって
世間から認められて、それを誇っているわけよ。
小谷野敦さんの子分の小林拓矢氏でさえ講談社から認められているわけだ。

プロレスラーの天龍の才能が花開いたのは30代後半だった。
その天龍さんだって引退する。
文芸の世界における年下のデビューはもう見飽きた。
天龍も引退することだし、はっきり言ってこのまま40歳になりたくない。
まさか世間さまがこんなに冷たいものだとは思わなかったが、
まあ、39年の人生でけっこういろいろあったし、もういいや。
いまのバイト先で知ったけれど、世間って人ってあったかいこともあるし。
数年まえは死ぬまえにもう一度会いたい人がいたけれど、いまはいない。
べつもうH先生に逢いたくもないし、ムーちゃんやその界隈と会いたいとも思わない。
40歳まであと10ヶ月強。
人生引退カウントダウンに入っているようなところがあるのかもしれない。
あの天龍源一郎も引退するのだから。
プロレスラーはザ・グレート・カブキのように引退しても復帰していいのである。
いざ40歳を超えたら41歳まで生きようかな、とか思っちゃうのかもしれない。
うんざりだなあ。人生、うんざりだ。
あの阿修羅原が死に天龍源一郎が引退する。
ひとつの時代がたしかに終わったことを感じる。
ぶっちゃけ、山田太一先生も宮本輝先生も引退すればいいのに。
古株がのさばっているせいで
テレビドラマ放送枠や新聞小説連載枠、新聞記事寄稿枠が減っているわけでしょ?
もう資産や名声を得た老人はいさぎよく引退してくれよ。
なんにもないわたしだって引退カウントダウンを宣言したくなるくらいなのだから。
なんで老人ってあそこまで浅ましく現在の地位にしがみつくんだろう。
彼たちよりはるかに若いわたしがギブアップをこうして書いているというのに。
天龍さん、いままで夢をありがとう。おれは天龍にはなれなかったよ。

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07/13 21:20
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