「朝まだきのベトナム」

「朝まだきのベトナム」(寺井融/制作同人社)

→酒をのみながらなんだか偉いらしいおっさんのベトナム旅行記を読む。
ベトナム旅行記を楽しめるのは、かつてベトナムに行ったことがあるからなんだよね。
ベトナム旅行記を楽しめるのは、ベトナムに行ったことがあり懐かしいがため。
旅エッセイとしてのレベルはあれだから、
もしベトナムに行ったことのない人がこの本を読んでも楽しめないと思う。
というのも、感覚がおっさんでもう凝り固まっているから。
紋切型の文章がさらに加齢臭を増しているというか。
結局、なるべく若いうちに海外を経験をしたほうが
おもしろいということは言えるのではないか。
おっさんの海外旅行記は群れて冒険をしないからつまらないのかもしれない。
なんでもお金で解決しようとするからおもしろいことが起こらない。
若いときにアジアでもひとり旅をするとなにがわかるのか?
これは体験しないとわからないと思うが、「なんとかなる」という感覚である。
危険なことをしても、綱渡りのような冒険をしても、
それを思い切って勢いよくやればかならず「なんとかなる」のだ。
窮地に追い込まれても大丈夫で、そのときかならずなにかが起こり「なんとかなる」。
海外ひとり旅をすると、わかるのがそれである。
いざとなってしまえばかならず「なんとかなる」のである。
そして、その意外な結果ほど人生でおいしいものはない。

いまのバイト先には海外からの留学生がたくさんいる。
ひとりで外国にいるのって、すごい不安でドキドキすることだろう。
あなたたちは勇気がある、すばらしい、拍手したいとわたしは心から思っている。
大丈夫。絶対、大丈夫。「なんとかなる」から。不安なんか笑顔で吹き飛ばそうぜ。
若いときに遊びまくったおれだっていまでもいちおうなんとかなっているんだから、
みんなも絶対に大丈夫で「なんとかなる」。「なんとかなる」は真実だよ。
かといって、お若い社員さんに会社を辞めろとけしかけたいわけではない。
日本に来ている外国の若い衆をちょっとすげえなって目でご覧いただけたら、
それだけでもう十分。
若いうちにいろんな経験をしたほうが絶対におもしろい。
おもしろいは正義。退屈やつまらないは悪。悪魔。魔。魔界。
危険なことをしない旅はつまらないことを本書から学んだ。
そうだとしたら、もしおもしろい人生を送りたい人がいたらなにをしたらいいのか。

COMMENT

東方不敗 URL @
05/18 23:58
Yonda?さんへ. >ひとりで外国にいるのって、すごい不安でドキドキすることだろう。
あなたたちは勇気がある、すばらしい、拍手したいとわたしは心から思っている。

日本の学生達も彼らを見習ってもらいたいですね。

あと、私は今、クーロン黒沢さんのブラックアジアを読んでいます。
みな URL @
05/19 06:57
初めまして。. 丹羽文雄の佛にひかれてを調べていたら、このブログにたどり着きました。

とても共感する内容が多くて、ブログ楽しませていただいてます。

o(^▽^)o








 

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