群れていても

いろんなところに仕事の楽しみは見いだせるんですね。
いまの職場におけるわたしの長所(短所)はかなりの人の顔と名前が一致していること。
たんに人に興味があるから名前を憶えていたのですが、
これがある意味では役に立っていると申しましょうか。
たとえば、仕事の少ない日は呼ばれる人と呼ばれない人が出るわけです。
おなじベトナム人の女の子でも16時からの子は呼ばれて、
18時からの子は当日いきなり「仕事がもう終わるから来なくていい」と電話が来る。
「昨日は早く終わったんでしょ?」と聞かれて、どう答えようか迷いました。
わたしはそういうゲスな好奇心から入庫で観察していました。
ライン自体は人を減らしてわざと遅らせて21時までやっていたんですね。
だから、18時からのベトナム人の子を呼んでもよかったわけ。
実際、女子高生ふたりは呼ばれていたのですから。
わたしが嫌いなフィリピン組は呼ばれていなかったのでヨッシャア。
このへんのバランスを取るためか、
16時から来たベトナム人の女の子は19時に帰されていましたね。
「もう終わるから」とかなんとか言われたのでしょう。
こういう人事を観察するのもまた勉強になると申しましょうか。
わたしも21時に深夜入庫班が来たから「帰れ」とAリーダーから命令されました。

ベトナム人の子はいつも群れているけれど、
お互い敵対関係にあるとも言えなくはないわけです。
だって、だれかが呼ばれたらだれかが来なくていいと言われるのですから。
上はなるべく国籍でおなじように働かせようと思っているようですね。
いちばん会社が困るのが、パートが本当のことに気づくことですから。
パートさんが団結して全員がおなじ時間に帰ってしまったら、
会社がまわらなくなってしまうのです。
みんなが連帯しておなじ日に急に休まれたら会社は終わりです。
ちなみにわたしは当日仕事を休んだことも遅刻も一度もありません。
まあ、仕事はできませんから、このくらいはね。
会社の裏にはいろいろとございます。
このため、本当のことを知られないよう、知られないよう上は努めているところもあります。
古株さんでもある種の人事の事情をわかっていないことがありますもの。
顔と名前が一致して多少のコミュニケーションを取れないといけませんから。
会社の社員さんもたいへんでしょう。
なるべくならパートさんにはみんなで仲良くやってほしいけれども、
かといって連帯されて上に歯向かわれた困るというダブルバインド状態。
こういうことも1年働いてようやくわかったことです。
パートが群れて対立しているぶんにはいいけれども、
本当に連帯して群れられたら困ってしまうという。
いつもひとりぼっちですから、わたしには関係のない話です。

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