「雑学3分間ビジュアル図解シリーズ しぐさのウラ読み」

「雑学3分間ビジュアル図解シリーズ しぐさのウラ読み」(匠英一監修/PHP研究所)

→怪しげな通俗心理学者の監修した薄っぺらい本を仕事のために読む。
ああ、なんてぼくって仕事熱心なんざっしょ。
ええ、そうですとも、仕事、仕事、毎日仕事のことばかり考えてまっす。
日本語がほとんど通じない外国の人たちと働いている。
そうすると言葉があてにならないから、しぐさや身振りに頼るほかない。
やったら腕組みしている人が多いけれど、あれは見たまま不安なんだろう。
それとぼくの横に来るとポケットに両手を入れている人がいる。
いったいなにを隠しているんだ、このこのう、と思ってしまうが、
本書の「はじめに」に書いてあるように
通俗心理学は唯一の正解を示すものではないのだろう。
まあ、しょせん心理学はインチキと、あるカウンセラーも言っていたしね(おい!)。
鏡をよく見る人はナルシスト(自己愛者)って書いてあるけれど、
ぼくは自己愛性人格障害レベルだけれど鏡を見るのは大嫌いなんですが?
まえから知っていたけれど、まばたきが多いのは緊張している証拠なんだって。
こういうしぐさの心理学みたいのは逆利用できるんだよね。
ぼくなんか緊張しているように見せかけようと、わざとまばたきを増やすこともあるから。
演技してそのしぐさをしている可能性もあるから、眉唾程度の認識のほうが安心。

同調行動(真似)は相手を好きだからという説が本書に公開されていた。
これは本当かなあ。
職場で本のピッキングをしているとき、みんな右で回っているとき、
ふざけてぼくが左で回ったらある子が真似をしはじめた。
あれは好きだからではなく、もの珍しくて真似しただけなんじゃないかな。
単純作業で退屈だから、ぼくも特徴ある人のピッキングを真似することがある。
しかし、かならずしも真似た相手を好きかといったらそうでもないような気がする。
動きを真似してもらえるのは嬉しい。
ここだけの話、けっこう荒いピッキングをするときもあるんだけれど、
そういう自己流ピッキングを女子高生がしているのを見るとにんまりしちゃう。
ウソをついている人の特徴は――。
1.不安をまぎらすために早口になる。
2.本心を隠そうとするため声のトーンが高くなる。単純に高い声になる。
3.相手を言いくるめたいから声に抑揚をつけるようになる。
要するに、AVやフーゾクのスカウトマンみたいな声になるということだろう。
不安定な職場で一部古株女性パートだけを残して
ほかのパートを早く帰そうとする社員さんもあるいは似たような声になるのかもしれない。

よく髪型を変えたりイメチェンをひんぱんにする子はいったいどういう心理なのか。
通俗心理学によると、自分に自信がなく、内面に不安を抱えていることが多いらしい。
「自分がこうなりたい」より「他人にどう見られるか」かよく気になる子。
自己信頼感が欠如しているから何度も髪型を変えるってこれは本当かなあ。
ぼくは行列ほど嫌いなものがなく、よほどのことがないと並ぶことはないが、
行列はしているあいだに期待感が高まるのでいいらしい。
本書には書いていないが、行列して得たものは
実物以上の高評価を与えるものなのかもしれない。
だったら、女の子は男からメールアドレスを聞かれたら
すぐ教えちゃいけないって話だわな。
デートに誘われてももったいぶって焦らしたりするのもときにはいいのかもしれない。
でも、そうしているうちに誘われなくなるかもしれないから、
繰り返しになるが通俗心理学ごときを指針にして人生を決めてはいけないのだろう。
知らないでやるとかえってうまくいくことって多い(ビギナーズラックのこと)。
知ったがためにあれこれ考えちゃって、逆に失敗してしまうことになる。
通俗心理学は知っているがためにあれこれ悩んでしまう有害情報の山ではないか。
まあ、あれこれ悩んだり不安になったりするのも人生の楽しみのひとつ
と言えなくもないから、本書のような通俗心理学の本も十分に存在理由はあるのだろう。
これを「絶対の正解」だと信じないかぎりにおいて、の話ではあるけれど。

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