「ピンチの本質」

「ピンチの本質 絶体絶命を乗り切る技術」(桜井章一/ベスト新書)

→日本一運がよくツキを持っている麻雀屋のオヤジの言葉を聞いてみよう。
この人は学も人脈も権威(受賞歴)もない「雀鬼」を自称する、
とにかくインチキくせえおっさんなんだけれど、
なぜかみんなから慕われているんだよなあ。
人生が運だとばれたいま(まだばれていない?)、どうしたら運がよくなるのか?
とはいえ、わたしは自分がそこまで運が悪いとはいまはもう思っていない。
とにかく運が悪そうな人がいるってことは、この1年である場所で学んだ。
すんげえ努力しているのに、まったく努力が報われていない人ってたくさんいるわけ。
あれはいったいどうしてなんだろう?

「「努力すれば欲しいものが手に入る」と思っている人も多いが、
運が悪い時にいくら努力しても無駄である。
むしろもっと悪いことが起きる可能性すらある。
運が悪いときの努力はマイナスの方向に向かっていく。
世の中に「いくら努力してもダメな人」がいるのはそんなことも理由のひとつなのだ」(P35)


そっかあ。人間って欲しいものがあるから努力するのか、ほほう。
ここだけの話、わたしはもう欲しいものがないんだよね。
高級フレンチなんて食べたくないし(カップラーメンでもご馳走)、
高い服を買ってもどうせ似合わないし(ユニクロ上等)、
本はブックオフで間に合っているし、
友人恋人はあれはただただご縁だから望んでもどうにもならないし、
出世とかはもういい年齢だから……それは出世したいけれど、
したらしたで処世とかめんどくさっとか思いそう。
これから人生でチャンスなんか来るのかなあ。教えて雀鬼。

「運やツキ、チャンスといったものは掴み取ろうとするとすればスルっと逃げていく。
欲や固定観念に囚われた硬く直線的な働きでは、
決してチャンスをものにすることはできない。(……)
チャンスに恵まれるためには「何をするにも気分よく」が鉄則だ。
普段からつまらない生き方をしている人のところにチャンスはやってこない」(P32)


え? それ、どういうこと?

「自然の摂理、自然の流れを感じながら自然体で生きていれば運は必ず巡ってくる」(P40)

バイト先でいつも「きつい、きつい」と独り言をつぶやきながら働いている人がいるなあ。
ミスをほとんどしないまじめなその人のことは好きなんだけれど、
そんな全力で命がけで苦しみながらするほど価値のある仕事なのかわたしはわからない。

「勉強だって、仕事だって遊びながらすればいいのに、
多くの人が遊び=不真面目=下等と思っているから余裕がなくなる。
勉強も仕事も、遊びながらやったほうが向上する。
真面目に、一生懸命にやらなくてはならないのは勉強や仕事ではなく、遊びのほうだ。
遊びを真っ当にしていれば勉強や仕事も楽にこなせるようになるのだ」(P53)


しっかし、世の中には勉強の仕方を知らない人が多いよねえ、桜井章一さん。
どうして人間って勉強するっていうと、すぐに学校に行きたがるんだろう。
学校に行ってなにかの資格を取るのが勉強だって思っている人がいかに多いか。
受賞歴のみならず資格もゼロの怪しげな雀鬼の勉強論はこうだ。

「本来、人間は毎日の生活の中からいろんな物事を学んでいくべきなのだが、
今の世の中で〝学ぶ”とは「誰かに教わること」を意味する。
自分より能力のある「上の人」から何かを教わることが現代の〝学び”である。
でも本当の〝学び”とは自分から求めていく〝勉強”であったはずだ」(P121)


そうだ! 欲しいものがいま見つかった。わたしの欲しいものはおもしろい人生。
とにかく退屈ななーんにもない人生が嫌い。いったいどうしたら人生がおもしろくなるのか。
雀鬼によると、リスクを取ると人生がおもしろくなるとのことである。

「リスクがあるということは損をする可能性があるということ。
現代社会に生きるほとんどの人にとって、
リスクはできるだけ遠ざけておきたいものになってしまっている。
私は何をするにもリスクがなければ面白くないし、チャレンジする気も湧いてこない。
そうやって「リスク」を楽しんできたからこそ、今の自分があると思っている」(P93)


バイトに行くまえに「ゴッドファーザー」を見たいから、急いでシャワーを浴びないと。
あれ3時間15分もあるから急がないと。遅刻するリスクを恐れない!

COMMENT

東方不敗 URL @
04/15 22:31
王さまの勉強法. >そうだ! 欲しいものがいま見つかった。わたしの欲しいものはおもしろい人生。
とにかく退屈ななーんにもない人生が嫌い。いったいどうしたら人生がおもしろくなるのか。

私の尊敬する、荒俣宏先生と水木しげる先生は人生を楽しむ達人だと思います。
Yonda? URL @
04/16 10:23
東方不敗さんへ. 

あの人たちは運がいいですよね。
好きなことしかやっていなかったら(というか好きなことしかやれない)、人生がトントン拍子にうまくいってしまった典型例です。








 

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