自分のペース

よほど世間知らずの偽善的な人間なのだろう。
もし自分があの人だったら耐えられないようなあ、なんて思ってしまうことがある。
たとえば、足がない人、手がない人を見て、たまに人はそのようなことを思う。
自分が恵まれていることのやましさを感じる人と感じない人はどちらが上質なのだろう。
しかし、他人の気持はわからないのである。そこが救いだ。
わたしだったら耐えられないと思うまさにあの人は、
その人なりのペースでけっこう不満をうまく解消して、
それなりに快適に人生と折り合いをつけているのかもしれない。
他人を同情するような目で見るのはもっとも失礼な行為なのかもしれない。
その人の世界のことはその人しかわからないのだから。
バイト先でやたらがんばっている人を見るとおのれの怠惰が気まずくなる。
しかし、それぞれなのだろう。それぞれ替えがきかないのがそれぞれの人生だ。
それぞれがそれぞれのペースで生きるしかない。自分のペースで生きるしかない。
バイト先から帰ると、いろんな宿題を持ち帰ったような気がする。
職場でなく学校じゃないかと思うときがあるくらいだ。
社員さんもそういう方がおられて、ふたりの言い間違えを聞いて、
勝手で身分違いではあるがおかしな仲間意識を感じたものである。
昼礼で今日は欠席者が多いと言った社員さんがいた。
あわてて欠勤と言いなおして苦笑いしていた。
携帯電話で「Eさんも今日は欠席で」とある社員さんが話していた。
海外からの留学生が多いためか、
欠勤よりも欠席という言葉のほうがなにやらふさわしい気がするバイト先である。

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