娑婆の風

今年はじめてバイトに行き娑婆(しゃば)の風に吹かれてきた。
娑婆の風は冷たいというが、異常な暑がりなので寒さなどめったに感じたことがない。
間違いなく、いまの職場でいちばん薄着である。
むかしある「偉い」女人から「あんたは厚顔。面の皮が厚い」
と厳しく叱責されたことがあるけれど、
二代目社長のかの女はわたしを正しく見ていたのかもしれない。
例年は見かけ上のために(変な人に思われたくない!)、
外出時にはいちおう冬物コートを着ていたけれど、今冬は本音で生きようかなあ。
職場でいただいたカレンダーを数えてみたら、
今日12日ぶりに顔見知り(知り合い)と顔を合わせたみたいだ。
年末年始にだれかと逢うなんて、ないない、ないから、そんなものよアラフォー人生。
孤独ランキングはそうとう高いのだと思う。
難しいことだけれど、孤独に強い自慢も、孤独に弱いアピールもしたくない。
だって、お正月に親戚みなさん一同集まったところでひとりひとりは孤独でしょう?
バイト先で休憩時間におなじ国籍でどれだけ盛り上がっていても、
それぞれ孤独だと思う。
それぞれがそれぞれの辛さやわびしさ、孤独をどうしようもない。
つくづく他者の現実はわからないと思う。
いま横にいる人がどんなことを喜びに思い、あるいは悲しんでいるのかまるでわからない。
書かないこと、書けないこと、たくさんある、いっぱいある。
きっとみんなもそうだろうと思うのは偽善で、
なかにはお気楽に生きている人もいてほしいなあ。
――わたしのように、と書いたらぶん殴られてしまうので書かない。書いてるやんけって話。
なにがなんだかまるでわからない。明日どうなるか。明後日どうなるか。

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