「この無駄な努力をやめなさい」

「この無駄な努力をやめなさい」(成毛眞/三笠書房)

→すっかりニートづいたなあ。働くってどういうことだっけ?
クリスマスはまじめに働いたんだけれど、年始は明日がスタート、仕事はじめ。
これは自分のためもあるけれど、他人のためでもある。
古参バイトさんから年始は仕事量が極めて少ないという情報を教えていただいた。
10の仕事を10人でしたらいちばんいいのだろう。
しかし、3しか仕事がないときに10人シフトに入ったら、
それぞれ食い合って取り分が1/3程度になってしまう。
バイト先では50の仕事があるときもあるのである。
足りない分は日雇い派遣でまかなうしかないのだが、
彼(女)らは未経験なうえに値が張る。高い。金がかかる。
だから、30くらいの人を常時用意しておいて、
前日にならないとわからない仕事量に対応しているのがいまの職場である。
非正規バイトとして働く側としては「運」が大きく関与しているのがおもしろい。
たまたまシフトに入った日に仕事量が多ければ残業もできてたくさん稼げる。
といっても千円、2千円程度の、
元マイクロソフト社長の著者には「はした金」にもならない小銭なのだが。

働くってどういうことだっけなあ。思い出さないといかんがや。
そのためにブックオフにて108円で購入した人気ビジネス書を新幹線よりも早く読む。
本書は――元マイクロソフト社長という肩書だけで、
これからの人生を遊びながら楽しみたいという元ビジネスマンの書いた自己啓発書だ。
ネットで調べてみたら絶賛記事ばかり。
マイクロソフトという会社はそんなにすごい会社だったのかと改めて思い知った。
生身の裸の著者と道ばたでばったり会っても気がつかないだろうけれど、
肩書を教えられたら土下座して靴をペロペロしたいようないまのわたしである(うっそ~)。
著者の言っていることは「正しい」のである。
しかし、それを実行できるかが問題なのだろう。

「自分が苦手な仕事は、
それが得意な人間にやってもらったほうが効率的だし、生産的だ。
会社にとっても、そのほうがいいに決まっている。
極端なことをいえば、自分が苦手な仕事は放っておけばいい。
そうすれば誰かがその仕事を代わりにやることになる。
会社組織というのは、そういうものなのだ」(P3)


非常に「正しい」けれど、実践できるかどうかだ。
わたしがどうだかはいまのバイト先の上司やパート仲間だけが知っている秘密である。
秘密は秘密のままにしてほしい。

「我慢して不得意な仕事に取り組んだところで能力の半分も発揮できないし、
嫌々やるから時間もかかる。効率を重視するなら、
自分のしたい仕事をするほうが存分に能力を発揮できる。
違うだろうか。会社にとってもそのほうがいいはずだ」(P68)


いやね、いやいや成毛さんはご存じないでしょうが、
世の中そんなクリエイティブな会社ばかりではなく、最低限の能力しか必要のない職場も。
しかし、成毛さんは「正しい」。
本当のところ、好き嫌いが激しいから、いやなところにまわされるとミスばかりだから。
書籍ピッキングをやりたがるのは、本が好きなこともあり、
みんなでする作業であることもあり、なにより会社のためなのであーる♪

「面倒な仕事は、それを面倒くさがらない「いい人」にやってもらえばいい。
私は、そう思っている」(P70)


成功者の成毛さんはガチンコだなあ。でも、ぶっちゃけそうなんだよね。人それぞれ。
わたしの大嫌いな作業を馴れのためか適性のためか、
大した苦労も感じさせずにこなしてしまう方が複数おられる。
わたしはそういう偉人さんたちをカッコつけの「いい人」とどこか下に見るのではなく、
本当に心から自分には真似ができないことをなさる人たちだと仰ぎ見ている。
成功者の成毛さんのおっしゃることはすべて「正しい」ことばかりである。

「組織の中で孤独に耐えるのは、意外と難しい。
社内で誰にも話しかけてもらえない状態が一週間も続いたら、
普通は神経が参ってしまう」(P80)


じゃあ、いまのバイト先には成毛さんよりも神経のずぶとい人が幾人もいるんだなあ。
そういう方たちが成功していないのは、いったいどうしてなんだろう。
わたしも他人からめったに話しかけてもらえないが、
恐るおそる話しかけるとみなさん応じてくれるので本当に心から感謝している。
明日からまたよろしくお願いします。
成毛眞さんよりも人間として偉い人がうちの職場にはいるような気がするけれどなあ。

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