底辺の醍醐味

バイト先で「ツチヤってだれ?」と言われたことがあったなあ。
仕事開始の昼礼のあとのことである。
見ればこの職場以外にはいかにも使ってもらえなそうなブッチャー女。
いかにもいかにも底辺な女が持ち場表を見て、
「ツチヤってだれ?」と偉そうなことをふかしている。
こんな最低女でも週0~1勤務程度で、
にもかかわらずわたしより古株だからという理由だけで偉ぶっている。
小学生でも解答可能な計算もまともにできなさそうに見えるブッチャー女から
「ツチヤってだれ?」と言われる屈辱感というか、下のほうの世間を知る喜びというか。
わたしはこのいかにも物を知らなそうなブッチャー女から
「ツチヤってだれ?」と見下されるような最底辺の生命体なのだ。
「ツチヤはわたしですよ」と答えた。
ブッチャー女と目があった。
からかいたくなって声色を真似て「ツチヤってだれ?」と自分で言ってみた。
おそらく知能が低いためだろう。
ブッチャー女はわたしの皮肉にまったく気づいていないようだった。
ここでブッチャー女がダメダメだったら話のまとまりがつくのだろうけれど、
ライン(流れ作業)でかの女の横についた結果は非常に本が入れやすかった、
無礼で低知能なブッチャー女は底辺作業がなかなかうまかったのである。
名前を知っていたら実名で書くのだが、
わたしはいまだに底辺ブッチャー女の名前を知らない。
わたしは世界のことをぜんぜん知っていないと白状してみた。

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