「図解 早わかり ベトナムビジネス」

「図解 早わかり ベトナムビジネス」(ベトナム経済研究所編/窪田光純/日刊工業新聞社)

→こちらのベトナム体験はわずかなもの。
むかし1ヶ月かけてベトナム南北を旅したことがあること。
それからいまベトナム人留学生と一緒に働きはじめて7ヶ月。
このくらいではベトナムのことはわからないよなあ。
しかし、本書に書いてあることが絶対真実であるかどうかもわからない。
たとえば「日本人は勤勉」と言われても、そうじゃない人もたくさんいるでしょ?
小声で白状するけれど、たとえばこの文章の書き手は自分を勤勉とは思っていない。
まあ、そういう眉唾みたいなものとして
本書の内容は参考程度にとどめておいたほうがいいのだろう。

きっとベトナムなんか世界地図でどこにあるか指せない人のほうが多いのではないか。
本書から学んだベトナムおよびベトナム人の要点を箇条書きふうにメモしておく。
・ベトナムは反日的な中国圏でもないし争いごとが好きなイスラム圏でもない。
・ベトナム共産党の一党支配だが政治的には安定している。
・人口8200万人の国民市場がある。2020年には1億人を突破する。
・ベトナムは若い国で30歳以下が6割。老人の国である日本と正反対。
・地縁、血縁が強い。出身地や血族のコネが幅を利かせている。
・これはベトナム戦争を経験したからとも言われている。防衛のため同族意識が強まった。
・「人柄がよい、節度正しい、年長者を重んじる、勉強家」って本当かなあ?
・ベトナム人はプライドが高い。面子を重んじる。
・日本人は謝罪文化と言われるほどよく謝るが、ベトナム人は絶対に自分の非を認めない。
・ベトナム人は自己責任を認めようとしない。絶対に謝らない国民性。
・日本以上に学歴を重視する。家柄、毛並み、階層意識が強い。
・ベトナム人は将来のことをあまり考えずに目先の利益を最優先する。
・定価主義の日本に対して、ベトナムは値切りの文化。価格交渉が面倒くさい。
・会社のことなんかよりも自分の都合をまず優先する。
・ベトナムでは男性よりも女性のほうが威張っている。
・根本にあるのは「独立・自由・幸福」を目標とするホーチミン思想。
・ベトナム人を過度に信頼してビジネスで痛い目を見た日本人も少なくない。
・ベトナムでいくらものが売れても利益幅が小さいから日本円に換算したら儲けにならない。
・ベトナムでは日本人ひとりの賃金でベトナム人百人が雇用できる。
・ベトナムで稼いだ金を日本に送金するのがなかなかたいへんらしい。
・ベトナムで商売しようと思ったら賄賂(わいろ)がかならず各方面に必要となる。
・賄賂横行はきれいごとで言えばお礼文化、贈答文化と言えなくもない。
・高学歴化が進んでいて識字率は90%を超える。
・とはいえ大学を卒業しても就職できるのはほぼ半分の50%。
・そのうち希望の職種に就けるのは10%。
・25%はアルバイト。30%はたぶんニートやら無職やらバイト探し。

この本は8年まえの出版で、
日本に来ているベトナム人留学生の数は2千人程度となっていた。
いまネットで調べてみたら去年の統計では6290人と3倍に増えている。
ならば、いまのバイト先にいるベトナム人は6千人のうちの10~20人なのか。
もっといると思っていたけれども、あんがい少ないから、
彼(女)らはいま日本にいる数少ないベトナム人留学生だったのか。
ちなみに中国人留学生の数は8万人をオーバーしているから、
どのくらいベトナムの6千人が少ないかわかっていただけると思う。
ベトナム長期旅行経験のあるわたしがバイト先でベトナム人とめぐりあう確率って、
考えてみたらものすごく低く、大げさだけれど奇跡のようなものなのかもしれない。
できるだけ親切にしてあげたいなあ。
しかし、きつい持ち場はなにしろ若いんだからベトナム人女子にもやってほしい。

ベトナム人が学歴大好きっていうのは、ちょっと話しただけでなんとなくわかった。
しかし、ベトナム人が勉強家っていうのはどうかなあ?
1年以上も語学留学しているのにまったく日本語がわからない人ばかりのような気が。
無断欠勤とかやりまくりな子もいるような、いないような。
社員さんがいくら親心のような愛情のある叱り方をしても馬耳東風なのが笑える。
もしかしたら本に書いてあるように本当に謝るって精神がないのかもしれない。
変にプライドが高い子が多いのは事実だと思う。みんな大学出だから、
日本の底辺をどこかでバカにしているようなところもあるのかもしれない。
だったら、日本語を徹底的に集中して勉強すればいいのにやらないんだなあ。
昨日バイト先で話した女の子もまったく日本語ができなかった。
社員さんが注意していたけれど、あの話し方だと数%も伝わっていなかったのではないか。
そんな彼女でももう日本に来て1年以上になるのだからベトナム人は勉強家である(え?)。
来年、日本経済大学(のたぶん院)に入るって言っていたな。
「渋谷にある日本経済大学を知っていますか?」
「え? そんな大学あったっけ?」
帰宅してさっそくネットで調べてみたら偏差値40の大学かあ。
ここの大学院だったらお金さえ払えば名前を書くくらいで入れてもらえるのかしら。
でも偏差値40の大学の院で日本語がわからないのにいったいなにを勉強したいのか。
ベトナム人ってよくわからない。だから、惹かれるのかもしれない。
書物ならぬナマのベトナム人と接する機会があるというのは相当ラッキーかもしれない。
アメリカに勝った国、ベトナムのことをもっと知りたい。

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