上は上、下は下

社会のちょっと上も、ちょっと下も拝見させていただいたような錯覚がこの歳になってある。
はっきり言うと、上とか下とかってまるで関係ないんだよねえ。
下とされている人のなかにも上の人よりよほど上等な人物がいらっしゃる。
しかし、そういう方は長年にわたり下のあつかいを受けていたせいか妙に卑屈になっている。
上が威張っているというわけではない。
わたしの見たところ、
上は上で本当に自分は上でいいのかと自信がない人が多い気がする。
上の人に下の人の実状を報告すると、
そんな現実は耐えられないとお辛そうな顔をするくらいだ。
そこで上も下もすがるのが、いわゆる努力論だ。
上のほうの人は努力をしたから上にいて、下の身分のものは努力が足らなかった。
みんながみんなそう錯覚することで
いまの日本社会はぎりぎりで回転しているような気がする。
わたしの甘ちゃん人生観だと上も下も「いい人」が多すぎる。
上の人は上らしく威張ればいいのに、常に下に気を遣っている。
下は下で人間的な本質は大差ないのだからもっと威張ればいいのに、卑屈になっている。
自分なんか大した人間じゃないと自己卑下を続けている。
どっかの社長なんかよりも偉い人がうちの850円バイトにはごろごろいるのではないか。
そして、いま恵まれているものは、ただただ血縁コネの恩恵のおかげにすぎぬ。、
いま社会的上位にいる方たちも本当はそのことをわかっているのではないか。
上とか下とかそういう上下関係意識をなくして、役割意識を徹底すればいいと思う。
あなたさまは気苦労のたえないマネージャーのしんどい役をいまたまたましていて、
わたしはわたしでいま現在時給850円の単純労働作業員の役を振られている。
人間に偉いとか偉くないとかいう意味での上下関係はないんじゃないかなあ。
たまたまある役を振られていてそれをうまく演じるしかないと考えたらどれほど楽になるか。

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