みんな友達がいない

今朝は背中が痛くて起き上がれなくて、危うく遅刻するところだった。
もうおっさんだからひたすら重いものを運び続けていると翌日にすぐ身体に出て来てしまう。
こんなブログを書いているとおかしい人に思われるかもしれないけれど、
人としてはいたってまじめで当たり前の話をすると無遅刻、無欠勤パーフェクト。
文章のわたしと実物のわたしのどちらが本物のなのかという問題があるけれど、
見たままのいかにもダメそうなひとりぼっちの気配ぷんぷんのすがたがたぶん真実だと思う。
ブログプロフィールを書き直さないとなあ。
むかしはよく知らない人から話しかけられたんだけれど、いまはぜんぜんまったく。
知らないあいだに変わってしまったのかもしれない。

いろんな人が働いているからいまのバイト先はおもしろい。
オリコンに黙々と本を入れ続ける人間を完全にダメにしそうな作業がある。
そのときにまえにネパール人の若者が来たので話しかけてみた。
おっと、やべえ!
こんなことを実名ブログで書くと仕事中に私語をしていることがばれてしまうかもしれないのか。
しかしさ、百人以上働いている倉庫でだれが人のフルネームを覚えるか?
わたしは絶対に社員さんにこのブログがばれていないほうに賭ける。
よしんば一瞬見ても、だれもこんなアクセス数の少ないブログを継続して見ないだろう。
なにより肝心なことは――。
尊敬する小林秀雄賞作家の山田太一さんが繰り返しおっしゃっていることだけれど、
人間なんてものは他人にそうそう関心を持たないというのが真実だと思う。

ポカラ出身のネパールの若い男の子とほんのちょっぴりだけおしゃべりする。
わたしがネパールのルンビニー(ブッダの生誕地)に行ったことがあると言ったら、
こちらに関心を持ってくれたようだ。
留学生で新大久保の日本語学校へ通っている。
日本に来てもう1年以上になるらしい。英語も話せるというから優秀だ。
そうそう、一時期この職場の公用語は英語にすればいいと思ったことがある。
何度かベトナム人に日本語で話しかけても通じないから英語で話しかけたことがある。
ところが、英語も通じないのである。
もう辞めちゃった子だけれども、ある気に入ったベトナム人男子に日本語も英語も通じないとき、
最後の手で中国語で話しかけたこともあるがそれでも通じなかった。

話はぽんぽん飛ぶが、今日ピッキング中にベトナム人女子と社員さんが話しているのを聞いた。
たしかこの子はもう1年以上も日本にいるのではないか。
書籍の「入門」を指してどういう意味かと聞く。
「にゅうもん」「はじめるっていうこと」と果たして正解なのか疑わしい(ごめんなさい!)
答えを社員さんがしていた。いま調べてみたら正解でした。
さすがサブマネージャーだけのことはありますなあ。
しっかしさ、1年も日本に留学していて「入門」もわからないって、それどういうこと?
バイトで身体が疲れるのはわかるけれどもっと勉強しないと。
積極的に日本人に話しかけていろいろ聞かないとダメじゃん。
パートのわたしだったら暇だからいろいろ教えてあげられるし、
見かけは愚鈍っぽいけれどいちおう大学は出ているんだけど、
そういうことは言えないしなあ。
(中卒の西村賢太さんが大嫌いな、そして東大卒の小谷野敦さんがバカにする早稲田)
ベトナム人の子と話していると、みんなけっこうプライドが高いのね。
あたしはベトナムで大学を出ていますから、って感じ。
ベトナム人女子のそういう気高いところ、とても素敵だと思う。

話を今日のネパール人男子Gくんとの会話に戻す。
わたし「日本人のことでなにかわからないことはありますか?」
Gくん「まったくわかりません。日本人の友達は一人もいないので」
わたし「――」
Gくん「学校の韓国人とネパール人だけ」
わたし「(打たれて)そうなの」
Gくん「そうです」
わたし「わたしでよければ、なにかわからないことがあったら聞いてね」
Gくん「ありがとうございます」

そうか。そんなもんなのかあ。でも、これって本当のことなんだよね。
バイト先の休憩時間にはそれぞれ国籍ごとにわかれてばらばらに座っている。
日本人だけはわたしのようなひとりぼっちが多いのはリアルでしょう。
たとえばベトナム人の子は男女ふくめてみんな固まって仲良さげにしゃべっている。
けれども、そのうちのひとりの子に聞いたことがある。
「友達は××さんだけ」
日本人だってなかなか友達になんてなれないんだから、
やっぱりベトナム人でもそうなのかと驚くと同時に安心した。
しかし、ひとりぼっちに見られたくないから固まって仲良さそうにしているのだろう。
同語反復みたいなもんだけれど、現実ってリアルだよねえ。

もうこのバイト先にありがたくも雇っていただいてから半年になるのか。
外国人と友達になれるかもって思ったけれど、結局半年も経っても無理かあ。
やっぱり仕事からプライベートまでの壁って高いのかしら。
自分から誘おうと思ったことは何度もあるけれど、変な人に思われるんじゃないかって。
ベトナムでベトナム人は気さくにこちらに話しかけてくれて、いろいろしてくれたのに。
日本人というのはどうしようもなくこういうシャイなところがあるのかもしれない。
そっかあ。あのネパール人のGくんも日本人はよくわからないのか。
日本語学校とバイト先の往復だけじゃ、そりゃそうだよね。それが現実か。
どうして人間ってみんなひとりぼっちなのに、こうまで人とうまくつきあえないのだろう。

いつまでここのバイト先にいられるかもわからない。
威張っている古参バイト女性に怒ってから全体の風向きが変わったのをびんびん感じる。
今日ある社員さんに「お聞き及びでしょうが」と質問してみた。
「謝ったほうがいいんでしょうか。××さんがあいだに入ってくださるのなら謝ります」
また履歴書を何枚も書くのかって思うとうんざりするしなあ。
やはり波風を立てないほうがよかったのだろう。
ここの社員さんとパートさんを見ていて思うのは、コミュニケーション能力の差。
社員さんはやっぱり他人とコミュニケーションを取るのがうまい。
だってさ、考えてもくださいよ。わたしなんかを半年間もうまく使ってくれたわけですよ。
いったい明日からどうなるんだろう。
まあ、なにが起こるかわからないからおもしろい、とも言いうる。
明日、失業者になっていたりしたらいやだけど、
それが将来的に善か悪かはだれにもわからない。

COMMENT

太秦鳴門 URL @
10/29 21:48
. 仕事お疲れ様です。

私も頑張ります。








 

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