自灯明

「お鏡をご覧ください」なんて偉そうなことは言えませんけれど、
人間はどうしようもなく変わるもんですよね。
人は変わる。外見のみならず内面も変化する。
作家なんてまあ(いまでは)2、3年の商売ですから、そこまで目立たないかもしれません。
しかし、運よく(努力かな?)長寿作家になった先生の作品を丁寧に追っていると
確実に考えが変わっているんです。
思想家(笑)の全集を熟読した方がおられたら、
矛盾がいっぱいなことに気づかれるのではありませんか?
そのときどきで彼にとって「正しい」ことは違う。
おなじ人間がまったく正反対のことを言いますよね。
このへんの懐の広さが東洋は西洋より優れており、
がために五時八教(教相判釈)などというトンデモ思想が発生したわけです。
お釈迦さまは長生きしたから、そのときどきで教えた内容が異なっていただろう。
だから、いろんなお経があるのだという言い逃れであります。
だとしたら、「正しい」教えはいったいなんになるのか?
そのときその場その人への教えしか釈迦は「正しい」と思っていなかったのではないか?
80過ぎまで生きたという(実在も不確かな)釈迦の最後の教えは自灯明。
自灯明とは、くだけた言い方をしたら、いいのかな、あはん、自分で考えろってことだ!

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