「働くのがイヤな人のための本」

「働くのがイヤな人のための本」(中島義道/日経ビジネス人文庫)

→人もうらやむ成功者で有名人の中島義道哲学博士のご著書を読んでいつも思うことがある。
この人はどうして絶対的真理がひとつだけあるという前提を疑わないんだろうなあ。
それは知的欺瞞ではないか。ものをほんとうに考えていないのではないか。
どうして「絶対的真理などない」が真実だという恐ろしい現実に向き合わないのだろう。
本書でも成功者の中島博士は、自分こそ真実を語っていると無反省でいい気なもんである。
いいかな博士、あなたの真実は
あなたのたまたまの経験がつむぎだしたイリュージョンではないかとなにゆえ疑わない?
いったいなぜに経験(人間)の数だけ真実があるとは思えないのだろうか?
この先生はどういう理由で、
自分だけが真実を知っているという思い上がりから抜け出せないのだろう?
普遍的真実めいたものを語っているものを見たらバカと思え。
みなで中島義道の無知をあざ笑おう。
以下は才能あるベストセラー作家の中島義道博士が、
たまたまの人生経験で真実だと錯覚した世迷い事ではないか。

「才能はある条件のもとで開花することをもって、
さかのぼって潜在的に「あった」とされるものであり、
永遠に開花しない才能は才能ではない。
そして、才能の開花には、ある人との決定的な出会いが、
ふと手にした一冊の本が、
ある偶然振りかかった体験が大きな手を貸していることがある。
だから、もしそのことがなければどうなったかわからないのだ。
主演俳優が突然倒れたために代役に抜擢されて、
その人の運命が開けることもある。
これが掛け値なしの真実である」(P89)


いや、それは違う。
それは博士がたまたま経験したことと見聞したことから合算された疑似真実にすぎない。
いうなれば、真っ赤なうそというやつである。
いま中島義道博士は成功者として誇っているが果たしていつまで続くか。
狂った愛読者(本当の哲学者)が、
中島先生ご自慢の博報堂勤務のご長男を殺めてしまったら、
博士がいままで誇ってきた真実などこなごなに砕け散るであろう。
まさかそうなってほしいと願ってはいないけれども。
犯罪者になるつもりはいまのところないけれども。

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