「詩の楽しみ 作詩教室」(吉野弘/岩波ジュニア新書)

→1月に87歳(すげえ!)でお亡くなりになったらしいから追悼読書をしてみた。
死んだ人の悪口を言うと品性を疑われるから、これは困ったことになったぞ。
作者の詩ではなんとか自分の感受性をごまかしていたが雑文はだめである。
ごめんなさい。わたしはお亡くなりになった吉野弘さんが正直あまり好きではないんです。
「詩作とはある対象を個性的にほめること」という定義からして、はあ?
目が見えない少年少女に過剰に同情して自分の善人ぶりに酔っているのも、げえ!
吉野弘さんがいいとほめる少年少女の詩のどこがいいのかさっぱりわからない。
いかにもガキが大人にほめられようと計算して書いている詩をそのままほめるんだぜ。
全体的に左翼くさいし説教くさいのだが、この悪臭には耐え切れない。
最後にはドヤ顔で自分の詩を激賞しているのだが、いくら偉くなっても羞恥心を持てよ。
しかし、山田太一さんもほめている詩人のほうがわたしよりも正しいのは疑いえない。
以上の感想はすべてわたしの間違った誤りの、採点すれば0点になるものである。
お亡くなりになったとても偉い詩人さんから百点満点の創作作法を学ぼうではないか。

「詩を書きたくなるいろいろな場合のうち、とくに私の気持ちが動くのは、
簡単に言うと、〝何かに気付いたとき”です。
〝何かに気付いたとき”というのは、それまでの私の物の見方や感じ方に
〝揺れ”ないし〝ずれ”が生じて新しいことに気付こうとしている状態、
あるいは、それまで漠然としてわからなかったことの
意味に気付く状態ということができます。
それを私は〝固定観念のズレ現象”というふうに名付けています。
固定観念は、言いかえますと、
決まりきった物の見方・感じ方であり、決まりきったやり方です。
それが、ほんの少しでもずれると、
物事の新しい面が見えてきて、私に詩を書くように促すのです」(P169)


(関連記事)「吉野弘詩集」

COMMENT









 

TRACKBACK http://yondance.blog25.fc2.com/tb.php/3650-f84f4457