一流信仰

新聞が大好きな、インテリ嫌いでそのくせインテリぶった高齢庶民の好きなのが一流です。
医者なんか老いも若きもそうそう変わりはないのに、
あの人は大学教授だから、博士号を持っているから、などとくだらぬ権威に縛られて安心する。
安心するのだから、かならずしも一流を否定しているわけではありません。
一流もいいのでしょう。
あたしの娘が立教大学に入りました。おれの娘が講談社の新人漫画賞を取ったぞ。
山田太一ドラマの世界であります。
庶民は一流が大好きなのに、さも自分は一流なんかにこだわらない、
自由な自分の目を持っているようなポーズを取りたがる。
そのほうが人生はうまくいくことが多いからいいのだと思います。
なにより一流を信仰していると安心できるのがよろしい。
三流の人生を送っている人も、一流を信仰することで心の安定がもたらされるようです。
ならば、一流に逆らってはならないのでしょう。
一流ではない自分の意見など言ってはならない。
一流に従え。一流をなんだと思っているんだ?
おれをだれだと思っているんだ?
一流の人がたくさん寄稿している新聞の読者だぞ。
そのうえ新聞は一流政治家も批判できる超一流なんだぞ。
大学生のころ、新聞社に就職が決定した先輩が、
「よっしゃ、おれの人生はこれで決まった、OK!」と叫んだという話を聞きました。
わたしの目のまえで飛び降り自殺をした母親が大好きだったのは朝日新聞です。
近所に息子が某新聞社に入社したおばさんがいたようです。
よく言われたものです。あそこの息子さんは新聞社に入ったのよ。
朝日新聞が大好きな高卒の母でした。一流はよろしい。

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