「熱帯夜」

「熱帯夜」(早坂暁/大和書房)

→テレビドラマシナリオ。昭和58年放送作品。フジテレビ。全3回。
底辺労働者(コック見習い)の松田優作がどもりでオナニストの桃井かおりと共謀して
サラ金強盗をする。その他の愉快な仲間たちと逃亡する過程で、現金輸送車を襲ったり。
なーんか、反社会的なドラマでおもしろいな~。
ここだけの話、悪いことって本当はすんげえ楽しいんだろうと思う。
最後は警官に囲まれて銃弾をバンバン撃ち込まれて松田優作は死んじゃう。
テレビの世界ではやっぱり最後は善が勝たないと視聴者に怒られるのかとがっかりした。
悪が勝つみたいな現実に即したテレビドラマを見てみたいけれど、流せないんだろなあ。
松田優作のセリフがよろしい。

「オレはもう、自分を傷つけて生きるのはやめたんだ。真っ平だ!
……自分を傷つけるぐらいなら、相手を倒す。遠慮なしに、倒す」(P44)


いまの若者からすっかり失われているハングリー精神である。
過労自殺するくらいだったらさ、そのおおもとのワ○ミさんを殺っちゃえよとどっかで思う。
本当の幸福ってあんがい真面目に働いて勧善懲悪のテレビドラマに慰められることではなく、
銀行強盗でもして東南アジアに高飛びして毎日酒と女におぼれることなんじゃないかなあ。
違うんだろうけれど、そういう考えもあるってことは忘れちゃいけないような気がする。

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