他人は思うようにならない

人目をあまり気にしないほうだったのである。
このため、人から嫌われることも少なくなかった。
俗にいうところの自分勝手、ジコチューというやつだろう。
お世辞も社交辞令も断じてうまいほうではない。
だからだろうが、相手の気遣いや思いやりにも無頓着なところがあった。
建前の称賛を真に受けてしまうような世間知らずのお人好しのところがかなりある。
どうやら多くの人は、他人からどう見られるかをもっとも気にしているようだ。
見栄えのいいものにどうしてもこだわってしまい、そんな自分に嫌気が差す。
たぶんうちのブログの読者さんは、
自分とは正反対のこちらを珍獣でも見るような思いで観察してくれているのではないか。
実際につきあいたくはないけれど、
遠くから見ているぶんには、ときとしておもしろみがないわけではない。

みなさんは正しいですよ、と申し上げたい。
程度問題だろうが、わたしも人目をもっと気にしたほうがいいと思い直した。
しかし、他人の評価ほど思うようにならないものはないのである。
どれだけ人目を気にして自己を抑制していても他人から評価されるとはかぎらない。
わたしは他人からの評価とはまったく縁がない人生を歩んでいるが、
これは決して自己を解放しているからではなく、たぶんよほど幸運なもの以外は、
そもそもだれもが他人の評価はなかなか獲得できないのではないか。
だとしたら、たいがいの人にとって晴れ舞台は結婚式くらいなのであろう。

結婚している人は偉いと思う。
ひとりの異性から人生のパートナーとして選択された、
つまり他人から最大限に評価されたというのはもっと誇ってもよいのではないか。
もう結婚はあきらめているためもあるが、既婚者への尊敬は増すばかりである。
みんなの評価、すなわちもてるもてないと結婚は最終的に関係ない。
ことさらもてなくてもひとりの異性から評価されたらおそらく結婚はできる。
とはいえ、それがどれほどある種の人たちにとっては難しいか。
たとえ名もない呑んだくれのDVおっさんでも結婚しているのなら立派であると思う。
この記事をお読みの既婚者のあなたをわたしは尊敬する。

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