続・脚本聖地巡礼

脚本の聖地といえばまず表参道でしょう。
ここは名門のシナリオ・センターという学校があるらしく、
又聞きですがこのスクールに通えばだれでも脚本家になれるとえらい評判です。
それから溝の口も隠れた脚本聖地なんですね。
なぜなら日本でいちばん偉い脚本家のY先生のご自宅があるからです。
むかしから安い安いと嘆かれる脚本料で家を建てた人など日本で千人いるのでしょうか。
たぶん千人はいないと思います。せめて百人くらいはいると思いたいところです。
以前もY先生のご自宅のせめて外観だけでも文化財の一種として拝見したいと
ひとり社会見学ツアーを企てたことがあります。
ストーカーのようなファンですから住所くらいはなんなく調べがつきます。
でも、ダメだったんですね。

このたび再度、溝の口に行く用事ができましたから今度こそと思うわけです。
どうやらグーグルマップとマピオンでは違う地図が出てくるようであります。
以前はグーグルマップを参考にしたから行き着かなかったのでしょう。
今回はマピオンです。地図をプリンターで印刷して備えました。
しかし、土地勘がなくわからない。
男子高校生に道を聞いたら信じられないほど親切に教えてくれました。
溝の口はうちの近所などと違って文化水準、教育水準が高いのでしょう。
そういえば近所では当たり前の携帯をしながらの自転車運転も
溝の口ではまったく見かけませんでした。
高校生がありがたくも教えてくれるには、まず踏切を渡る。

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それから小川をたどっていけばいいはず。
川が途切れたところに目指すべき聖地はあるのではないかと当たりをつけます。
だが、しかーし、今回も聖地を巡礼することはできませんでした。
一軒、一軒、表札を見ながら歩くのが怪しいのは言うまでもありません。
そのうえ日が暮れてしまったのです。
真っ暗であります。これでは表札も見えません。

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こんな時間なのにこの界隈は犬の散歩をしておられるご婦人が結構おられます。
犬をお供に連れたご婦人はいまにも通報するような目でこちらをうかがってくるのです。
暗闇のなかではよほど近づかないと表札なんて見えません。
もしこの怪しげな不審者を見て職務質問しない警察官がいたら税金泥棒でしょう。
またもや溝の口、脚本聖地巡礼をあきらめたのはこのためであります。
どうでもいいことですが、なぜか犬に吠えられることが多いので怖かったこともあります。
お得意のひねくれた性分を生かし、
あえて見ないのもいいと酸っぱいブドウ理論を発動させました。
見ないほうが想像がふくらむからいいではないかと自分をごまかしました。
聖地巡礼を断念して溝の口駅方面へ向かう途次、激安スーパーのOKを発見。
溝の口にもOKはあったのか。
Y先生はいまだに庶民的な経済感覚をお持ちのようですから(蕎麦は高いらしい)、
Y家の買い物はもっぱらOKかなァなんて想像しながら楽しみます。
でも、OKは安いだけでまったく人情味がないから、ほかのところで買うのでしょうか。
あたまのなかでY先生のドラマ音楽を繰り返しリピートしながら、
そんな想像をするのもファンにはたまらないひとときなのであります。
Y先生の講演会後、OKで買い物をして帰宅しました。

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