「創価学会の研究」

「創価学会の研究」(玉野和志/講談社現代新書)

→創価学会が大聖人とあがめる日蓮は反権力の人だったわけである。
創価学会も設立から1970年くらいまでは反権力のスタンスだった(本書を参考)。
しかし、いまはどうだろう。
2008年刊の本書のように大学教授から擁護の本を書かれてしまう団体が果たして反権力か。
実のところ、いまはほぼ広宣流布が済んでしまっているのではないだろうか。
実際もうあらゆる分野に学会員が権威として入ってしまっているような気がする。
いまはむかしとは異なり創価学会サイドが既存権力でアンチが反権力ではなかろうか。
著者が指摘するまでもなく、いまの学会は毒気が抜けていて危なさがまったく感じられない。

先ほど創価学会が作ったと思しき顕正会批判動画をニコニコで視聴したが、
あえてやらないだけで創価学会が本気になったら顕正会くらいつぶせるのではないかと思う。
現実に警察の捜査のメスが入っているし、その背後には学会の権力もあるのだろう。
よく知らないが、いまの創価学会本部は伝統仏教のトップとそう変わらないのでは?
完全に利権となってしまっているような気がする。
創価学会は批判されているうちが華で、
首都大学東京のお偉い教授先生から擁護の本を出されるようになったら、
おい、どうするんじゃ~?

著者は正直なのか世間を知らないのか、あとがきで書いている。
自分は(高額の謝礼金をもらって←これは書いていないが)学会の出版物に登場していると。
大学教授という既存の地位と収入だけでも十分においしかろうに、
さらに創価学会という権力団体の広報部とうまく渡りをつける手腕には感心する。
感心できないことも書いておこう。
著者は創価の集会に一度参加した(招待された?)だけで、
庶民の集まる座談会には潜入したことがないという。
社会学の教授ならフィールドワークとして実際に自分の眼で座談会を見るべきではないか。
社会学者の宮台真司ブルセラ博士は現実にテレクラやらなにやらを実体験している。
書籍と創価学会広報からの情報だけで、かの巨大権力団体を語れるものだろうか。
巻末の参考文献を見ても溝口敦氏の名著「池田大作「権力者」の構造」が入っていない。
本から本を作るのはいいけれど、参考文献の選択がかなり甘いのではないか。

いまの創価末端信者の若い衆で顕正会なみの熱いやつが現われないものか。
こんな若くして出世したような苦労知らずの教授先生は集団で囲みこんで、
徹底的に精神がおかしくなるまで折伏してやればいいのだ。
庶民のパワーをインテリに思い知らせてやればいい。
毎日家庭訪問して電話攻撃して「信心せんと罰が当たるぞ」と心底から恐怖を植え付けてやれ。
「いまのままだと地獄に落ちる」と連日正しい仏法を耳元でがなりたてなきゃいかんぜよ。
高みから庶民を見下しているような教授を地獄に引きずり込まなくてなにが創価学会だ。
お、おれは……そういうむかしの暴力的な反権力の創価学会が好きだったのかもしれない。

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