「創価学会 公明党 カネと品位」

「創価学会 公明党 カネと品位」(福本潤一/講談社)

→創価学会から除名処分を受けた元国会議員の告発本である。2008年刊。
著者は東京大学および同大学院を卒業した理系のエリートだ。
東大入学後すぐに入信したから創価エリートでもあるのだろう。
創価学会で甘い汁を吸わせてもらった恩義のためか、それとも理系のため淡白なせいか、
あまり恨みがましくなく、そこが元学会員らしくないので失礼ながらおもしろくない。
著者にとっては一大事なのだろうが、こちらは学会とは縁のない一般読者なので、
内輪もめの詳細は割愛する。
若輩がひと言、お偉い先生に申し上げるのなら、世の中にはどっちも正しいこともあるわさ。
あきらめが肝心。
福本先生の淡白なところは著作にはマイナスだが、人格的にはプラスだと思いますよ。

本書から知った創価学会の内部事情をメモ書きしておく。
創価学会はあまりにも巨大になりすぎたから、
内部でも内部の事情がわからない人がいるのでは?
いくばくかでもそういう末端の善良な学会員さんのご参考になれば幸いであります。

学会員の得意技は、大声を張り上げて恫喝すること。
「池田先生をなんだと思ってるんだ?」
「ご本尊をどう思っているんだ?」
大声を上げたら相手が委縮して言いなりになるからこの手はよく使われるらしい。

もう総体革命がかなり進んでいる。
総体革命とは、学会員が日本の権力構造のあらゆるところに入っていくこと。
官僚、マスコミ、法曹界、政治家、教育界――。
学会員はうわさ好きだから、創価ネットワークですぐに個人情報がばれるらしい。

著者は重度の不眠症が創価学会の勤行で治ったという。
大学時代にためしに3ヶ月だけ創価学会に入ってみたとのこと。
3ヶ月後に勤行をやめたら不眠症がぶり返してきたから創価学会の正しさを確信したらしい。
へえ、本当に新興宗教は病気を治すのか~。

創価東大生の集まりで著者がはじめて池田大作と逢ったときのこと。
池田は言う。「この中に片親だけのものはいるか。手を挙げなさい」
手を挙げたものには池田から茶封筒が渡され、そのなかには結構なカネが入っていたという。
こういうところ、池田さん、うまいよな~。

100万円財務とかあるんだってさ。1000万円財務もできたとのこと。
財務とは寄付のこと。婦人部では寄付金額の競争をさせられるらしい。
座談会で「30万円財務したらビジネスで300万円もうかった」
などと体験発表があったら、けっこうコロリとだまされるものがいるそうである。
うーん、いかにもな新興宗教で笑える。

どこどこの書店で池田大作の「新・人間革命」を200部発注しろと本部から指導が来る。
その本は学会に贈呈しなければならない。
200冊も売れたらベストセラー表に載るから宣伝効果も抜群である。

創価学会に入ると共同体利益を得られるが、抜けるとき今度はすべてを失ってしまう。
お客さんも友人知人も全員が学会員だと脱会することはできなくなる。
誹謗中傷もきっつい。
「来世は人間に生まれないわよ」
「子孫7代にわたってたたるわよ」
というのが定番らしい。

池田大作没後の跡目争いはC1、C2などと呼ばれている。
Cはチャイルドの頭文字。
C1は池田長男の博正(宮本輝「優駿」の主人公も博正なのは豆知識ね)。
C2は池田次男の城久で大作のお気に入りだったが29歳で早世。
C3は池田三男の尊弘。
C4はC2城久の息子で大作の孫。創価大卒。創価大理事長の娘と結婚。
いまいちばん有力なのはC1の博正で一部幹部からは「ご子息さま」と呼ばれている。
大作も博正を後継者にしたかったが、タイミングがうまくいかなかったらしい。

創価学会はジメジメした濃ゆ~い人間関係がボッチ気質の自分にはきつそうでっす。

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