「池田大作 名言100選」

「池田大作 名言100選」(中央公論新社)

→大ベストセラーの「池田大作 名言100選」を読む。
読書するときはメモをする意地汚い盗人根性があるのだが、
いたらぬおのれの愚かなメモを厚顔にも公開してみよう。
「あくびが出るぜ」
「眠くなるようなきれいごと」
「新しい発見がなにもない」
「古めかしい「正しい」お説教ばかり」
「政治発言がかったるい」
「ひと言でいえば、おもしろくない」

大ベストセラーの本書から偉人の名言を引かせていただく。

「自分だけの幸福もなければ、他人だけの不幸もない。
人を幸福にした分、自分も幸福になる」(P20)


あのね、だれかが勝利したらだれかが屈辱を味わうのが人生なのよ。
他人の不幸が自分の幸福になってしまうのが人生という勝負のかなしいところ。

「営々黙々たる努力は、必ず誰かが見ているものだ。
何よりも自分にとって揺るぎない自信となる。努力はウソをつかない」(P31)


そういえば、わたしにもだれかが自分の努力を見ていると
誤解している時期がだいぶあった。
これは虐げられたものを甘くだまくらかす言葉ゆえ否定する気にはならない。
そうだったら、どんなにいいことだろう。
いや、そう最後まで信じて死ねばいいのかもしれない。

「苦しみに打ち勝つためには、何よりも励ましが必要なのだ。
励ましは勇気の母なのだ」(P34)


いまは諦観したからそれほどでもないが、長年のあいだ励ましが嫌いだった。
励ましはしたほうがいい気分になるだけではないか。
励ましよりもはるかに金を貸す(差し出す)のは難しい。
励ましよりもはるかに黙って話を傾聴するのは難しい。
励ましよりもはるかに身体を与えるのは難しい。
励ましはだれにでもできる安易な偽善だという腐った人間観を長らく持っていた。
いまは人間そういうもんだと思っている。
もしかしたら無視するよりはせめて励ますほうが善意なのかもしれない。
ときには無視のほうがやさしさに近いこともあるのではないかと愚人は思うことがあるけれど。

「もっとも不幸を味わった人こそ、もっとも幸福になる権利がある」(P66)

これも一時期はそう思っていたことだ。
だが、人はだれもが自分ほど不幸なものはいないと思うものだと変な悟りを開いた。
このため、もしかしたら池田大作氏よりも自分のほうが幸福かもしれない。
そんな誤った思いを一瞬抱いてしまうほどの堕地獄決定の落伍者に成り果てた――。

最後に断わっておくが、わたしの考えは誤りで、池田大作氏の名言はすべて正しい。
あいつはじきに仏罰が当たるぞ、とどうかゲラゲラご笑納くださいませ。

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