本は飽きない

この齢になっても、ううむ、こんなおもしろい本があったのかとうなることが多い。
よく飽きないよなと我ながら思う。
読書の楽しみを知らないなんてたいへんな損ですぞ、というのは、しかし間違えなのだろう。
たまたまわたしの性格に合っていたというだけ。人の気持はわかりません。
タバコ好きの気持は当方のようなぜん息持ちにはなかなかわからない。
酒好きの気持をわかる遺伝子を持つ人は少ないらしいのに、
この国ではなぜか酒文化に非常におおらかでとてもありがたい(酒税は暴政に近いけれど)。
タバコ、酒、女が嫌いなら生活にほとんど金がかからないだろう。読書がいかに経済的か。
はてまあ、金が嫌いな人というのは果たしておられるのでしょうか。
(元)貧乏人ほど金を無茶苦茶に遣うような錯覚がございます。
読書好きは人間嫌いという説もある。
いや、きっと読書家も人を好きなのだ。
他人(人間)を知るとは自分(人間)を知ることではないか。
本を読むこと(一方通行)でしかだれかを愛せない人がもしかしたらいるのかもしれない。
自分(人間)ほど興味が尽きない対象はいまい。
本が好き、タバコが好き、酒が好き、女が好き、賭博が好き、金が好き、
すべては自分が好きすなわち「自己愛」という単語に集約されるのだとしたら、
それはかなしいことだ。かなしいが、そんなものだ、わからないが、たぶん。

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