大人になるということ

たとえば寿司屋で(むろんおごり)目上の人から「食べたことあるか?」なんて言われながら、
ご馳走された高級珍味を口に入れたときが大人試験というものである。
たとえ食べたことがあっても「ない」と答える。
たとえまずくても「おいしーい♪」と感動したふりをする。
ウソが通じにくいと感じたときは、
「ずっと嫌いだったんだけど、ここのはどうしてこんなにおいしいんですか(涙)?」
という手もあるが、これはかなりの上級技であるため万民にはすすめられない。
言うまでもなく、おごったほうは大人である。
相手がほんとうに感動したかどうかなどすぐに見破れる。
しかし、この大人試験で「おいしい」とうまく言えたものを大人はひいきにすることになる。
なぜならば、彼もそうやって出世したからである。大人とはこういうものだ。
これは男同士の関係での話である。
男女関係ならば貧富上下関係なく、
「こんなの経験したことない」は普遍的に使われていることだろう(よくわかりませんが)。
人間が生きていくには欠かせぬウソをなくせと申しているわけではないのだ。

COMMENT









 

TRACKBACK http://yondance.blog25.fc2.com/tb.php/3387-077e28d1