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「中陰の花」

「中陰の花」(玄侑宗久/文春文庫)

→よくわからないけれど、芥川賞を取ったんだからいい小説じゃないんですか?
いつもつまらない小説を読んだら怒りがこみあげてくるけれど、そういうのもない。
なんか作者には失礼な話なんでしょうが、どうでもいいというか。
まったくいまのぼくの状況と関係ないから、ほんとどうでもいいとしか。
好きな人は好きでいいんじゃないですか、としか。
おまけの「朝顔の朝」のこの描写が気になりました。
「二人はどちらからともなく唇を重ねた」(P128)です。
接吻って、どちらかがかなり空気を読んで協力しないとできないんじゃないか、
なんて恋愛弱者的な恥ずかしい疑問を持ってしまいました。
僧侶でもある著者はあんがい恋愛経験が豊富なのかもしれません。
当時は(たぶん)新人作家だったでしょうに、解説を多忙な河合隼雄に頼んでいる。
この人、すごい人脈を持っているんじゃないか。そこにいちばん感動しました。
山田太一さんと著者が対談しているのを雑誌でお見かけしたこともあります。
佐江衆一氏の小説「わが屍は野に捨てよ 一遍遊行」の文庫解説でも拝見しました。
いくら解説でもそこまでほめるかというくらい大絶賛していて常識人だなと思いました。
著者はたぶん平和主義のとてもいいお坊さんなのではないでしょうか。

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