ネガティブ狩り

完全なポジティブがいないようにネガティブだけの人もいないような気がします。
みなみなポジティブ、ネガティブどちらの要素もお持ちではないでしょうか。
わたしもネガティブなことばかり書いているような印象をお持ちの方がおられるでしょうが、
生半可なポジティブをはるかに凌駕(りょうが)するスーパーポジティブなところがごさいます。
恥ずかしながら仏教的いんちき自己欺瞞で、
将来の不安を無理矢理に消し去っているようなところがあります。

実のところネガティブなやつが嫌いというのもよくわかります。
これは書いていいのかどうかわかりませんが、思い切って公開します。
さてさて――。
かの御仁がもういまさら「本の山」なんかお読みでないという前提で書いてしまいますが、
むかしむかし不愉快極まりないネガティブな同世代男性と
(あちらのめったにないご厚意で)お逢いしていただいたことがあります。
なんでもその方のお時間は時給換算すると非常に高いらしいです。
いまさらながら高価なお時間をご提供いただき、本当にありがとうございます。
有名大学卒、一流企業勤務、親は不動産業を営む資産家、
そのくせネガティブな男はいまから老後の計画を立てておられました。

まあ、わたしの百倍、いや千倍は恵まれていると言ってもいいのではありませんか。
ところが、老後の計画まで財テク(株)で決めている同年齢男性は、
どういう文脈からでも愚痴不満しか言わないのです。
いかに自分が不遇かという話ばかりなさいます。
いっしょにいて非常に不愉快でしたね。
なんでもいちばんの悩みは友人がひとりもいないことだとか。
結婚式に呼ぶ(見かけだけの)友人がひとりもいないことを非常に苦にしておられました。

こちらはそれだけ恵まれていたら「友人なんかいなくてもいいじゃないか」と思うわけです。
しかし、当人はブログでも実際逢ったときも愚痴ばかり。
正直あまりおおやけに発言できることではありませんが、
「おまえはネガティブだからダメなんだ」と思いましたね。
高学歴、高収入、一流企業、資産家の彼の腐った根性を叩き直してやりたいとまで思いました。
なんて傲慢でありましょうか。最低ですね。しかし、事実であります。

このため正直、ネガティブなやつが嫌いという方のお気持はとてもよくわかります。
なんだかんだ言ってもこちら中学高校は体育会系(……卓球部、あはっ)で、
先輩の言うことには絶対服従、根性や気合が勝負を決めると浅はかにも思っていましたから。
ネガティブなやつが嫌いという考え方はとてもよくわかるのです。
一般的に、根源的不安が強いものほど、さらには自信のない人ほど、
ポジティブ信仰に邁進(まいしん)するような気がします。
ネガティブなやつを狩りたいお気持、本当によくわかりますですね。
自分が嫌いなものほど自分のことをよく理解できるのかもしれません。

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