締まらない話

これは書かないでおこうと思っていましたが、やはり書くべきなのでしょう。
故障した携帯電話が修理されて、実のところもうとっくのとうに戻っているのです。
1週間以上まえに戻ってきています。
驚いたのは、データがまったく消えていなかったことであります。
9割方データは消えると思っていてください、
とショップの店員さんからは言われていましたが、にもかかわらず。
そりゃあないだろう、なんて思っちゃいました。
すっかりデータは消えていると思って、たいへんいい気分の甘い感傷に酔ったのです。
これでひとつの季節が終わったのだの、すべては移ろいゆくだの。
さようなら、さようなら、むかしの人たち、なんて。

おいおい、ちょっと待てよ。データが消えていないって、どういうことだよエーユー。
かといって、いまさらデータを消してくださいとも、
消去法を教えてほしいとも……う~ん、思っちゃいけないのでしょう。
わが人生観は「(人生は)絶対に思うようにならない」ですが、
まさしくこれがプラスの意味で証明されたわけで。
しかし、どうしてデータが消えていないとプラスになるのかはわかりません。
あまりにマイナスの美をわたしが好みすぎるのかもしれません。
そういう事情なので旧友知人のみなさん、データが消えなかったので、
いきなりわたしからの連絡があるかもしれませんからご用心ください。
いやあ、できませんけれどね、実際は。

最近ふと気づいたことがあります。
近所に花見スポットがあるので花見客をよく目にします。
嫌いじゃないんです。
屋外で人様がお酒をのんでいい気分になっているのを見るのは悪くありません。
しかし、自分がそこに入りたいとは、いまはもう思わないのです。
それどころか、こうさえ思います。
もしわたしが他人だったら絶対に自分なんかと花見をしたがらないだろうなと。
自分が少しばかり見えてきたのでしょう。

COMMENT









 

TRACKBACK http://yondance.blog25.fc2.com/tb.php/3264-24ca7716