みんな夢でありました

3日まえに壊れた携帯を持って先ほどようやくエーユーショップに行ったら、
修理に出すことになり、代用の同型の電話を貸してくれた。
いい機会だから機種変更をしようと思ったが、
たまったポイントを使ってもあと2万円以上かかるとのことで断念。
ショックだったのは、おそらく携帯内のデータはぜんぶ消えるということ。
ショップのおにいさんの体験だと、この壊れ方だとデータは九割方残らないらしい。
ああ、電話帳がすべて消えてしまう。
いまの携帯を使い始めてから約5年のうちに出逢った人たちの情報がみな消滅する。
むろん、バックアップも取っていないし、紙に書き写してもいない。
電話帳を見ないともう名前が出てこない人もいるから、
そういう人は永遠にわたしのなかから消えてしまうということか。
5、6年まえに大学時代の名簿等をすべて廃棄したときはいい気分だった。
これでみんな夢になったとほくそ笑んだものである。
しかし、思いがけず今度はこの5年間のことがすべて夢となってしまうとは――。

いまでも連絡を取れる人は、こちらの不手際でまことに図々しい話でしょうが、
電話が戻ってきた2週間後を目安に近居報告もかねてメールで再度うかがいます。
だが、相手のご迷惑を考えるとこちらからは連絡を取れない、
しかしわたしにとってはとてもたいせつな幾人かの旧友がいるのである。
その人の名が電話帳に入っていることで精神安定剤のような役割を果たす恩人たち。
はかなくも、かなしくも、みんな夢になってしまったか。
これがひとつの季節が終わるということなのだろうか。
ともあれ、こちらの電話番号はまえから変わっていませんからね。
さて、携帯電話が復活したからあれができるのか。
むかしから変な長文メールを匿名で送ってくる人には(危険性がないと判断したうえで)、
勇気があるならどうかおかけくださいといきなりこちらの携帯番号をさらしたものである。
(なぜか相手のほうがそれは失礼だと怒ることもありました)
そのくらいメールでちまちま、かけ引きのようなことをするのが苦手なのだ。
メールよりも相手の声を聞きたいと思ってしまう。
お忙しい方は無理でしょうが、電話よりも直接逢ってお話しするのが好きだ。

*死ぬまでにもう一度だけお声を聞きたい人の電話番号、携帯メールアドレスは
(といっても相手のご迷惑になるからそう思うだけで二度とかけないでしょうが)、
いま狂ったようにむかしのメールを漁って判明しました。
そういう人がひとりいたというだけでも悪くない人生なのだといまは思うようになっています。

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