FC2ブログ

「他力本願のすすめ」

「他力本願のすすめ」(水月昭道/朝日新書)

→ショックだったのは、自分がこのくらいの人にもひどく嫉妬してしまったこと。
ベストセラー「高学歴ワーキングプア」作者、定職と妻あり。浄土真宗僧侶。
ああ、いまWikipediaを見たら、
「学校法人筑紫女学園で事務員として勤務。水月昭道は筑紫女学園の創設者の孫である」
しっかりコネであることをばらされている。
結局、他力本願というのは人生は運ということなんだよね。
本書を読んで作者は親鸞思想をまったくわかっていないと(たぶん嫉妬もあり)
憤ったけれども、それでも朝日新書から本を出せるわけだから。
わたしと著者の意見が食い違ったら、肩書負けして相手が正しいことになる。
水月昭道氏の本や経歴を見るとつくづく人生は運だということがわかる。
これほど親鸞を理解していない人でもお坊さんで関係書を出せるわけで。

なーんか、うさんくさい美談が書かれていてね。
難病ALSにかかった人が人工呼吸器をつけるかどうか選択に迫られたらしい。
一度つけたら気管切開されるから二度と話せない。そして、もう外せなくなる。
で、患者さんは生に執着して人工呼吸器をつけたそうだ。
それでも、生きているってありがたいと全国を講演して回っているらしい。
これを美談として浄土真宗僧侶の著者は紹介している。
しかし、親鸞だったら早く浄土にお往きなさいと言うんじゃないかな。
そんな生きてるばかりが人生じゃないと思うけど。
このエピソードでいまの真宗の坊さんは、
念仏したら浄土に往けるなんてまったく信じていないのがよくわかった。
それにしてもなんだかな~。
弱点を武器にしろ(P120)とか、成功者はみんなこうしている(P164)とか、
まるで自己啓発本なんだよね。
きっと著者も「他力本願のすすめ」とか言いながら、
内心では自力で成功(?)したと思っているのだろう。
なんにせよ、うらやましいっす。ちぇっ。嫉妬深くてごめんよ……。

COMMENT









 

TRACKBACK http://yondance.blog25.fc2.com/tb.php/3221-ace18431