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「失敗を恐れないのが若さの特権である」

「失敗を恐れないのが若さの特権である」(吉行淳之介・宮城まり子/海竜社)

→顔がいい文壇の人事課長、吉行淳之介の名言集を読む。
吉行淳之介の2号だか3号だかの宮城まり子女史が編集したものだ。
酒をのみながら読んだのだが、女性嫌悪、女性差別の名言が多く採られている。
どうして女はもてる男が女性批判をすると、
「うふん、この人は真実を言っているわ」などと思うのだろう。
もてない男がおなじことを言ったら総スカンなのに……。
もてる男ならば、ここまでのことを言えるのである。びっくりした。

「女性の愛というものは、相手に自分をささげることによって完成され、
男性の愛は相手から奪うことによって完成される、と私は思っている」(P79)


どこまで恵まれた人生を送ったら、こういう迷言を吐けるのだろう。
しかし、自分は恵まれていると思っている人などこの世にひとりもいないのである。
どんな成功者も自分は不遇だと嘆いている。
病弱の美男子はうっとりと口を開く。

「苦しむということは、やはり人間というものについての考えが深くなったり、
人間味みたいなものが出たりするのじゃないかしら。
完全に健康だという人物は、どっか欠けているところがある」(P175)


どの本を読んでも成功したら女にもてると書いてある。
もてる男になったら女の悪口が言いたい放題なのだ。
わたしは女の悪口を公然と言いたいがために成功したいのかもしれない。
しかし、どうしたら成功できるのだろう。

「人間の才能というものは、その人自身も知らないで眠っている場合がある。
眠ったままで一生が終わる場合もあり、
偶然のキッカケでそれが自覚され、みごとに開花することもある」(P10)


この言葉はいちばん最初の名言である。
たぶん2号だか3号だかの宮城まり子女史は、
自分が淳之介の才能を育てたと思っているのだろう。そして、それは正しい。
わたしも淳之介のような自分勝手な「奪う愛」というのをいつか経験してみたいものだ。
いまのところ来世に期待している。
死ぬまで「いつか眠っている才能が開花する」と自分をだまして生きるつもりである。

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