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最後のクリスマス

クリスマスだからといって、あんまり浮かれちゃいけませんね。
今年が最後のクリスマスという人も大勢いるのだろうから。
いや、だからこそ、浮かれ騒がなければならないのかな。
へんな話だけど、いまも難病で苦しんでいる人がいるわけで。
余命宣告されていて、来年のクリスマスは生きていないと家族はわかっている。
でも、明るく振舞ってクリスマスケーキ持参で病室に行く。
病人と病室で味わう小さなケーキの味とか、もう言葉にならないのだと思う。
不幸なんだけれども、不幸のおかげで(?)家族の絆を実感することができる。
かえって周囲が浮かれているほうが、病室のケーキの味は濃くなるような気がする。
うん、ならば、やはり、クリスマスはおおいに騒いでいいのだろう。

というのも、これをお読みのあなただって、
今年が最後のクリスマスになるのかもしれないのだから。
ほんと人間っていつ死ぬかわからないんだよね。
不健康の極みのような生活をしている人が元気でいる一方で、
清く正しい生活をしていた人がころりと死んでしまう。
これも深い次元の話までいくと、
果たして生きていたら幸福かという問題になるから、わけがわからないのだけど。
この歳まで生きて、ようく腹の底までわかったのは、人生の不可解と不公平ね。
ほんとうに人生は不可解で、人によって天と地ほど不公平である。
来世の存在が確信できてしまうほど、人生は不平等のひと言に尽きる。

思えば10年以上、クリスマスケーキってやつを食べたことがないな。
わたしだって今年が最後のクリスマスになるのかもしれないのだから、
きっちりクリスマスケーキくらい食べておいたほうがいいのかしら。
パンダのくせに雑食だから、甘いものでも酒がのめることだし。
しっかし、旬の高いクリスマスケーキはいやだな。
クリスマスが終わったらお節だよね。お節料理がスーパーに並ぶ。
あれ、どうしてか年末にはうまそうな気がするのだけれど、
年始に半額になってしまうと、だれがこんなまずそうなもん食うんだと思ってしまう。
それはもう年が改まるだけでこうも見方が変わるのかと我ながら驚くくらい。

話はロケットのように飛躍するけれど、
あんがい死後の世界から見たら今生の様相もすがたを一変させるのかな。
今生では歓喜のような体験が、死後は年明けのお節料理のようにみすぼらしくなる。
反対に現世での悲哀が、死後に一転して輝かしいものと変化する。
現世でうまくいっているものは前世のおかげ。
現世で苦しんだものは、かならず来世で幸福になれる。
そうだったらいいけど、こればかりは死んでみないとわからないから、なんとも言えない。
話がピンポン玉のようにポンポン行き交いましたが、まだ酔っ払ってはいません。

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